表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と俺の異世界漫遊記  作者: P・W
第二部 建国と変貌編
181/285

第74話 レベルアップとスキル等級上げ(7)


 地魔竜の草原を抜けると灼熱の大地だった。

 火柱が幾つも大地から地上へ吹き上がり、蒼炎が大地を踏みにじる。翔太は試しにスキル《解析》を灼熱の大地にかけてみる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


【灼熱の大地】

■説明:蒼炎と炎柱が常に存在する大地。

■クラス:希少級(レア)

■効果:【体力】300以下の者は炎系の耐性を持つ者以外、有無を言わせず消滅する。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


(うへぇ。例のごとく出鱈目な場所だ。【体力】300以上なんて、人間種ではほんの数人しかいない。ニュクスで現在5割くらいだろうさ。もっとも、テューポのスパルタ修練のせいで、ほぼ全員が500は超えると思うけどね。

 それにしても、クラスが希少級(レア)か……大地にも武具やアイテムと同様のクラスがあるらしい)


 この灼熱の大地も翔太達にとっては少し熱い程度にすぎない。ここでレベルアップと等級上げをして問題はない。そして今日は直ぐに次の場所へ移動しよう。

 魔物は数種いたが実際に翔太達の相手になりそうなのは、3種類の魔物だけだ。詳しく見るために、スキル《解析》をかける。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

○炎猿

■種族:魔猿(魔物)

■クラス:炎猿

■称号:【炎神官】

■スキル:

《炎耐性》、《炎操作》、《炎化》、


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ステータス     エンエン

レベル        70

才能        350

体力        705

筋力        741

反射神経      722

魔力        719

魔力の強さ     790

知能        700

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


(ステータスは雑魚だ。まず《炎耐性》をラーニングしてから、レベル、スキル等級上げの際に《炎操作》、《炎化》をラーニングしよう)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

爆発球(ボマー)

■種族:爆発球(魔物)

■クラス:中位爆発球

■称号:【爆弾魔】

■スキル:

《炎耐性》、《大爆発》

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ステータス     ボマー

レベル         80

才能         400

体力         103

筋力         108

反射神経       105

魔力        2900

魔力の強さ     2920

知能         100

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


(偉く偏ったステータスだよ。だけど、3000程度なら全くダメージは負わない。これも、《大爆発》をラーニングするべきだ)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

○冥府の番犬

■種族:冥府犬(魔物)

■クラス:冥府の獄卒

■称号:【炎帝】

■スキル:

《炎耐性》、《分解》、《爆発操作》

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


ステータス    ヘルハウンド

レベル         70

才能         550

体力        1502

筋力        1506

反射神経      1504

魔力        1514

魔力の強さ     1520

知能        1500

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


(この魔物がこのフィールドにおける最強の魔物。だけど、雑魚なのは変わらない。《分解》、《爆発操作》をラーニングしよう)


「今日は手始めにここでレベル上げ。炎の猿は雑魚だから気にしなくていいよ。炎の球体は《大爆発》というスキルだけ気を付けて。

 一番手ごわいのは、炎の犬。《分解》、《爆発操作》のスキルを使ってくるから絶対にくらっちゃだめだよ」


「前から気になってたんだが、ショウタは敵の強さがわかるのか?」


「うん。僕、解析スキル持っているから、スキルの所持からステータスまで丸裸さ。

 フィオンとレイナは自己申告のあるステータスしか解析していないから見ていないよ」


「スキル《解析》……冒険者ギルド創始者のみが使えたとされる伝説のスキルか……伝説に神話、お伽話……ははっ、際限なくなってきたな」


 フィオンは力なく笑いながら頭を抱えてしまった。


「そ、そういう事で、十分注意してね。じゃあ、また1時間後くらいに落ち合おう!」


 力なく頷くフィオン、玩具を与えられワクワクを抑えても、抑えても微笑がこみ上げてくるレイナ。そんな二人を溜息まじりに眺めるディートという三者三様の姿を示し、今日の翔太達の冒険が開始される。






 お読みいただきありがとうございます。

 ここから翔太がモリモリ強くなります。最強系スキルもその存在がしたいに顔をのぞかせます。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ