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エロ先生と呼ばないで!  作者: 焼ミートスパ


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1/1

本編

「エロ先生、新作をお願いします!」


と担当さんから言われたので


「そんな名前の人は知らない!、あと断る!」


と返事をした





どうも


純文学作家を目指して日々投稿をしているのだが全然目が出ない作家志望です




まあ会社員をしているので食べてはいけるからいいんだよ


・・・本当ははよくないけどさ




持ち込みをしている担当さんからは


「(才能がないから)もういい加減あきらめましょう」


と引導を渡された


なんで付き合っているかというと初代の担当さんから「よろしく」と引き継がれたからだ


初代は敏腕編集者で何人もの大物作家を育てたという伝説の人で、編集長になっているので後輩は逆らえないからだ




まあ育てても芽が出ないなんてのはよくある話だ


特にネット小説の投稿サイトとかではアルアルらしい


・・・おや、ギクっとなっている人がいるようだが(笑)




とまあ付き合ってくれていた担当から泣きが入ったわけだ


名作を書け、書けないなら帰れ


そういう事




引導を渡されたときに丁度大物作家が病気になり小説の月刊誌の原稿を落とした


遅筆作家で締め切り前日ということで編集部は阿鼻叫喚になったとか


・・・ざまみろ?




普通なら予備の原稿なんかがストックされているはずである


もっとも負けヒロインではないが、遅筆作家が多すぎてストックがなかったとか


・・・ほとんど原稿を落とした有名作家のせいらしい




という訳で俺に


「書け!」


と依頼が来た



わずが24時間で一作


どこのテロ対策チームの主人公だよ!


と言いたかった




でも


「いままで付き合いましたよね」


との担当の一言で強制的に受けせられた




そりゃ3年近く迷惑をかけたとあってはこちらの心も痛むものだ


そんな訳でラノベを書くことになった




・・・純文学を目指している人間にラノベ依頼とは鬼畜すぎませんか?と今でも言いたい



ラノベといえば


ラッキースケベ


だよな




あとご都合主義?


ついでにハーレム?




それくらいの認識しかなかった



無理矢理書かせてくる編集者への嫌がらせも兼ねてエロエロボンバー!な一作を書き上げた


・・・今思えばよく会社が許可したと思う



フル〇ン文庫なんてラノベ雑誌の少年チャン〇オンとまで言われる異色雑誌だ


他の出版社からでは絶対に出ないと言われるほどの作品でも平気で掲載する




売れた作品が正義


そう言っているとかいないとか




そんな非常識な雑誌でもさらに異色の一作


自分で書いていてなんだが本当に掲載されるとか思わなかった



掲載された月刊誌が送られてきたときには目を疑ったな




もっと目を、というか頭を疑ったのがヒットしたことだ


オタクの心を鷲掴みしたみたいで、次の月の月刊誌への原稿依頼が来た


・・・この国にはまともな市民はいないのか?と言いたかったな




売れた作品が正義だが、それと同じくらいPTAだとからクレームが来たらしい


青少年へ悪い影響がある、とのことだった




そりゃそうだ


異世界レ〇ュアーズ並み、いやそれ以上のエロエロボンバー!、なのだ


問題が出ない方がおかしいだろう




ところが編集部は凄かった


そんな抗議を無視したのだ



・・・売れれば正義というのは資本主義では正しいが、『デカルチャー!』な作品を掲載し続けるのはどうかと思う





2話、3話と次々掲載し続け、1冊分のストックが溜まると即座に単行本として出版した


・・・月刊誌を買った人間にも買わせるために1話分の書き下ろしを追加するという鬼畜ぶりにはドン引きだよ!



月刊誌だけでなく、単行本も売れに売れてウハウハだったらしい


それだけでなくコミカライズまで手を広げる始末




・・・どこかの薬屋が2馬力ならばこちらは3馬力だとかいって3人の漫画家に書かせてオタク氏に全部買わせるとは鬼畜すぎるとネットで話題になったとか





果ては製作委員会まで作って深夜アニメにまで進出した




・・・アニメの第1話の時点で放送が取りやめになったのはいかがなものかと思う


某アニメだって3話まで放送された放送局があったということから原作を忠実に再現しすぎだろ!と言いたい




もっとも再現どころか、アニメならではの演出で原作以上になったという某劣等生やら某レビュアーやら某漫画家やら某スケートなみの神アニメになっており、神アニメ制作常連会社一同の頭はおかしいといいたい



あと神アニメにするほどの作品か?と作者ながら疑問を呈したい


ただのエロラノベだぞ?




とはいえ、編集者からの圧力に負け


「(貴方の純文学作品は駄作すぎて読むことが苦痛で)結構大変でしたよ」


と恨みがましい目で見られた上に苦情が来たからだな


続きを描き続けることになった





でもさすがに書くたびに称賛されるのと同じだけ、いや数倍も非難され続けたためさすがに心が折れた




どこから漏れたのか匿名のはずが ~さすがにエロラノベは恥ずかしかった~ 本名と顔が暴露された


おまけに勤め先までも、である


・・・ネットの探索班の実力、パなかった





さすがに親兄弟や親戚、近所の人、はては同級生達や会社の人間にエロラノベを書いたというのが知れ渡ったのには参った


・・・会社の人事には副業のことは申告済みで、同期の人間にお願いして内緒にして貰っていたのが無駄になった(涙)




そんなこんなで苦労していたところ実写化の話が来た


アニメで爆死したのに本気か?と思ったのだが、転んでもただでは起きない編集部はブルーレイやらネット配信で稼いでいたらしい


放送できないならオンデマンドだという根性にあきれたね



昨今の風潮として売れている原作があればそうそう爆死はない


逆にオリジナルだと爆死する確率が高い


だったら原作ありきだよね


そういことらしい



・・・資本主義が憎いと思ったね




という訳で嫌気が刺したので


「もう連載を終了したい」


と編集者に相談した




本来の純文学に行きたいと訴えたのだが


「いや誰も読みませんよ」


とマジレスされ


・・・真実は時として心に傷をつけるものなのだよ









という訳で主人公を旅行先の崖から落ちて死んだとの最新作をメールで送った後、自宅を出て行方をくらませた





さすがに最・最終締め切りギリギリに送ったので差し替えはないだろう


いや人気があるので載せないという選択肢はないだろう


フハハハハ


今までのお返しだ!





そう思っていたのだが思いっきり考えが甘かった


発売日の3日後に自宅に戻ったら大変なことになっていた


----------------------------------------------


本編はこれで終わりです


普通なら本編だけで100話くらいいきそうですがでも書かない私


R18なムーンライトな方に書いて親兄弟にバレたら困るからな(笑)


なお、おまけであと数話書きます

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