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雨に犯される

嫌な気分で窓見れば しとしと降る雨 空は灰

肩を重くし瞼を下げて 頭の中まで張って凝る

剣が刺すほどではないと 誤魔化し腕をまわしても

ぼやけた痛みとリンパの張りは 消えることなく重石めく


気付けば寝ていて 時間は過ぎて 昼間を雨に犯された


あまりの音に外見れば しとどに降る雨 山は黒

昏睡間際の瞼を開けて 頭の奥から痛みが響く

死んで終う程ではないと 誤魔化し景色を睨んでも

ざあざあぶりは私の事など 知ったものかと降り続く


気付けば寝ていて 時間は過ぎて 一日を雨に犯された


命の恵みを厭うような 私は"いのち"に 向いてない

そんな気持ちに目を伏せた 頭の奥では憂いが笑う

死んで終う程ではないが 誤魔化す力は衰えて

土砂降りの雨は私の事を 知らないくせに追い詰める


気付けば寝ていて いのちも過ぎて 炎にくべられ終るなら それなら雨も素敵だけど

残念ながら人は強くて 追い詰められても 死にはしない

ご飯を食べて シャワーを浴びて 薬を飲んで晴れを待とう

内容とは違うのですが豪雨で被害にあいそうな方、あっている方は別方向で体と心を守ってください

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