ン5!!!!!!!!!!!!
「ジリジリ!ジリジリ!」
んっ、アラームか……。今日から春休みでしょ…もうちょっと寝かせて…
片手でアラームを止める…あ、外した
「っしょっと…あれ鳴り止まない」
棚の下に時計が転がってる
「もう…なんでこんな時計あんのー!」
ベットから体を起こして拾って止める。だいたい今何時だと思っt…………
AM8:00
「は、ははっ。おいおい何かの冗談だろ。」
目をこすって別の時計を見てみる。
…………………
「あっはははは」
乾いた笑いが出る。
うっせやろ!?お前!?
なんで八時に始まんのに八時にアラームつけてんだよ!?バーカ!しかも超眠いし!!
早く急げ!!
そこへ寝相が悪く寝てる途中に落ちた布団が俺の足元に。あ、滑った。そのままタンスの角に小指をダイレクトアタック!
ぐは!小w指wぶwつwけwたw
本当に痛い時って笑いたくなるよね。ほんと冗談じゃなくてマジで痛い。
ってそんな話じゃねぇ!早くだせよ!!遅れるわ!!!!!
…棚からちょっとだけ移動している?いや今はいい!!
俺が無駄のないテクニカルな動きでVRを頭につけた。
なんか「起動」とかそんな感じのことを思ったら、それを読み取って、ダイブできるらしい。
取扱説明書読まないとわからないね、これ。
じゃあもう行ってきます。
悔いはないはずバイバイリアル。
何もない真っ白な世界を見た後、急に暗転して背中に草的な何かの感触が走る。
「…っんあ?」
あ、目開けれた。太陽が眩しいです。
周りを確認しようとして体を起こすと草っ原に仰向けで寝ていたらしい
ってか、え?ここどこ?
何気なく周りを確認してみる……
あ、俺の後ろの丘の上にすごい目立つ大きく立派な木が立ってるな
ん?あぁ若干風で葉っぱがなびいてるのがわかった
え?風?わっっ!涼しさとなぜか心地よさを感じさせる風が吹いた
「…ん?えっ??」
え?今の風まじのやつ?っつーかこの草もめっちゃリアルなんだけど。ふっさふさしてますね
ますますゲームとは思えないわ
…これ立って見たりできるよな?
「シュイン」
…ん?
え、今なんか聞こえた気がする。
…まあ気のせいだろ。それで一体ここはどこなんだ?
周りを見てもなにもわかr
「はぁ」
……おかしいな?なんか背後からため息が聞こえる。
………あの後ろ向きたくないんですけど。こういうのって絶対後ろ向いたらなんかいるやつじゃん
俺ホラゲーとか急にくるやつダメなんだよね、じわじわくる系は意外と平気なんだけど。
あ、話逸らしたらダメと。はいすいません
…いやこのゲーム幻覚じゃない限りはAWのはずだから流石にないはず。きっとそう、うん。
でも一応すぐ逃げれられる準備をしてゆっくり振り向く……
「あらやっと気付きましたね?マスター。
マスターがこの世界に来ることをお待ちしておりましたよ。」
ヒッ!シャベッタ!!って目線の先に金髪美少女が!
うわすげぇ現実で絶対見ないような綺麗な顔してる。
あとなんかゲームの初めとかでよく見るおきまりの文だ!
こういう時どう答えればいいのか俺にはわかんないけど。
ってかこれってAW…だよな?
そして目の前にいる人(?)ってNPC的な奴?
「さっきからいろんなことに困惑してそうな顔してますね」
「なぜわかった」
「そりゃAIですし」
おぉう夢も希望もない返答された。最近のAIって心も読むの?こわっ
「…これぐらい見れば誰でもわかると思いますけど。
それよりほらさっさと起きてください、私には本を読むっていう素敵なお仕事があるんで手短に説明終わらせたいのです。」
え、そんなわかりやすい顔してる?
しかもそれ仕事っていうの?
「うるさいですね。あとめっちゃわかりやすいです。」
「心読むのもうやめて!」
なんか俺の中学の時からOFFにできないパッシブスキル、「コミュ障」が発動せずに会話できてる気がする。会話の範囲に入れていいかわからんけど
「あ、そうだ。ここはどこで君は誰なの?」
「よくある質問ですね。この瞬間に同じ質問をされているAIが1764人います。」
「いやいらねぇ情報だよ!」
はたしてAIって人扱いなんだろうか。
「ほらくだらない茶番はいいのでさっさと体起こしてください」
…元凶はお前だってことは絶対に言わない。
こういうタイプと関わるとろくなことないから
ま、関わったことないんすけどね。ハッハッハッハ
体を起こして向き合う。
「うっ、やっぱりちょっと離れて起きてください。」
「……あ、あのさ、君一応マスターって呼んでくれた気がするんだけど…あ、いやね?別にそんな偉そうにするわけじゃないんだけど…もうちょっとさ気遣う言葉ない?」
「無いです。」
「大変申し訳ないのですけどあなたマスターの意味ご存知で!?」
「英語: master は、頭領や監督を意味するラテン語: mag…「バリバリ意味知ってんじゃねぇか!もっとこう…あれだよマスターらしい関わり方あったよね!?」
「すいません、マスターには不要かと思われまして」
あ、これ完全にこいつ舐め腐ってますね。
どうやらゲームにも俺の話を聞いてくれる人はいなさそうです。目から変な液体でてるけど気のせいだろう。
「それでさっきの続きで聞くけど、ここっていったいどこなんだ?お前は誰なんだ?」
「小言が多いプレイヤーですね」
「質問ってさっき呼んでたよね?」
「では何も知らないマスターにお答えしましょう。」
なんか癪だけどこういうことは一切調べてないから教えてもらおうか
「ここは、このゲーム[Anothr World]にプレイしていただいたプレイヤーこと『旅人』に、最低限の知識、自分のアバターの作成などゲームを始めるにあたって教えるチュートリアルみたいなとこです。
それと自己紹介が遅れましたが私はサポート型システムAI…そうですね、一人一人のプレイヤーに個別に配属されていて、ログインするときや疑問があるときなど、皆様をお助けするためのAIと言ったところでしょうか。
あと一応言っときますがサポートAIとして配属されているAIにも別々に顔や性格がありますよ。
つまり私が一番可愛いということです。」
「最後のやつ全然関係なかったし質問すらしてなかったよ!?」
毒舌系不思議ちゃんマイペースAIに変わってるよ…初見の時の私のイメージは何処へ消えたのでしょう。
ふえぇ…会って三分でこれとか個性が強すぎるよ…。
もうほんとこいつ何なんだ…あ、そういえば
「あのさ名前ってないの?このままだとこいつって呼ぶことになりそう」
「…名前ですか。今のところないですね。」
「へーそうなん?名前…じゃないけど呼びやすいようにあだ名とか考えてもいい?」
「…別にいいです」
あ、一瞬嬉しそうな顔……はしてないですね。
初めて見たときのゴミを見るような目から全く変えておりません。
よくラノベ主人公とかが名前がない子に名前あげたらめっちゃ喜ぶよな
現実は残酷。
「じゃあ暇なときに考えてくれたりでもしてくれると嬉しいです」
「あいよ」
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