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主人公になりたい!!  作者: Fiyu/フィーユ
4/8


…電車を出て俺が向かったのは、駅から徒歩二分。

巷で金持ちしか住めないと言われている駅から近い快急マンション。

一応俺もそこにすんでいるわけだが………金持ちではない。

「じゃあなんでここに住んでるねんアホが」と思われた読者の方もいるだろう。その理由はな………。


「痛っ!!っくー重いなこれ……」


終始真顔で脳内会話をしていた俺の目の前に、赤色のフードをかぶった女?の人が荷物を置いて、額の汗を拭っていた。


……これ助けに行ったほうがいいのか?

「ーーお姉さん、私が持ちましょうかーーー」

脳内再生した見たけど俺には似合わないわ。

多分イケメンが言っても変わんないと思うけど

…でも一応聞くだけ聞いてみる………のは無理だから危なくないように見守っとこう。


フードの人が休憩を終えて荷物を持とうとした時、素顔が見えた。


ってあの顔、まさかーーーー

「どしたの?春姉?」

「わっ!秋冬じゃないか!もう終業式が終わったのか!?」

「えっ?確か連絡したはずだけど?」

「あ、ほんとだ。ごめんな確認してなくて」

「別になんともないけど…それよりその荷物どしたん?」

「ん、これか?これはな〜、っあ!別になんでもないぞ!」「なんだその反応。なんでもないわけないでしょ。重そうだから持つよ」

「いや、いいから!」

「あ、そう?ならいいや」


なぜか本来なら助かるはずなのにホッとした様子の春姉。

………。


「隙ありっ!」「あっ!」

嘘をつき春姉からヒョイと袋をとる。

ッッッッ重ッッ!!!!!

「あーだから言ったのに………」「いや言ってないやんお前!!」




「………はぁそれよりこれなに?」

「なんでもない………と誤魔化そう思ったけどもう無理だな。…ほら今日秋冬の終業式だろ?祝いだ祝い」


「え?」そんな祝い事聞いたこともないんですけど

「だから祝い」

「いやそこじゃないんだよね。そう言うキャラだったっけ春姉って」

「喧嘩売ってんの?買うぞ」「三十億で売るよ」


……Oh!いっつ冗談冗談!だからそんな目で見ないで。お願い。小心者は死んでしまいます。

…あ、なんか大事なこと忘れてんなって思ったら春姉のこと紹介してなかった。

俺の目の前にいる人が俺の姉の春姉こと加藤 春夏。

去年大学を卒業して今は……。

宝くじで当たった金ででニーt…なんか睨まれた気がする。

外見は俺と同じ髪色の真っ黒でポニーテール。

あとは、、、やや…じゃないなめっちゃ厳しめの性格をしてる。ホントニコワイ

よし、そんぐらいだな!紹介終わり!


「ん、それならなおさら俺も手伝わなきゃじゃん」

「なんでそうなるんだよ…今日は秋冬が主役だからいいの」

「ん…わかった。でも本当に春姉?」

「人の善意を素直に受け取らないと…どうなると思う?」


いやあんた野蛮すぎない?

なんでもうすでに足を踏み潰してんですか?素直に痛いです。


そんなくっっそくだらないやりとりをしながらマンションに着く。

あ、そうそう、うちの部屋は最上階にあるので階段を使わずエレベーターに乗った。


「ん、そうだ秋冬。友達から届いたやつ…なんだっけARだっけ?設置したのか?」

「それだと別のやつになりますよお姉さん、VR」

「いやなー高校生時代ぐらいの時のゲームは思い出せるんだけどなぁ」

「あんた今何歳だと思ってんの?6年前ぐらいじゃねぇか」

「まあまあ怒んなって」「怒ってねぇよ?」


「あ、そのゲームってどんなゲームなんだ?」

「んーそーだな…ざっくり言うとなんでもできるゲーム…的な?」

「ざっくり言いすぎて何も伝わってこないわ。

なんでもって戦闘とかそう言う感じの?」


「なんでもで真っ先に戦闘を思いつくのが春姉っすね(ボソッ)」

「おうおう聞こえてんぞお前」「……クソ脳筋が」

「足壊すけどいい?」「人間の足って壊せるの?」


俺たちだけしか居なかったので、エレベーターの中で思う存分騒いだ。

しばらくすると扉が開き、エレベーターから伸びた通路を歩いて部屋の前まで到着した、


余談だけど、一応「「姉の」」マンションなので部屋が結構広い。金持ちが。

そしてここ意外とっていうか滅茶苦茶広いから誰か呼べそうなくらいスペースはある。

友達呼んでる姿とか見たことないけど。

…あ、ニートだからか(納得)


「おいゴラ」え、心読まれたの俺?

「そ、そうだ春姉食材早く冷蔵庫入れなきゃいけないね」

「いや誤魔化すなよ、そんなすぐ腐るわけないだろ」

「いや、春姉日頃料理しないじゃん。今時の食材はすぐ腐るんだぜ?」

「…」


嘘だって気付いてるけど、何も言えないようだな。

でも無言で怒りの眼差しを向けてくるのはやめてもらえませんか。怖いです


…で、このやけに重い食材で今日は何を作るんだ?


「お楽しみに。ネットで美味しそうなの見たから作る。金はいくらでもあるから」

「心読むのやめて。そしてなぜわかった」

「姉だから」「そうっすか」


有無を言わせぬ迫力。不思議。

あとなんで金はいくらでもあるからって言うんだよ。炎上したらどうするつもりなんだよ


家のドアを開けて食材をキッチンに置いた。

「作っとくから部屋でゆっくりしてろよー。二時間後ぐらいに呼びに行くわー」「あい」


……これから二時間、、、AWでも調べとくか。





あ、レンから送られてきたサイトってこれか。

えーっと「猿でもわかるAW!」誰が猿やねん

猿なめとんのかワレ




「秋冬ー?ご飯できたぜー!」

「ん、あーい!今行く!」


あれから約二時間ずっと調べ物してました。

調べてるだけで興味を惹くAWが悪い、以上。あとすごい眠い。

そして今部屋にいるのにめっちゃ美味しそうな匂いが漂ってくる。


「春姉ー?きたよ…ってすご!」


食卓の上に皿いっぱい美味しそうな料理が並べられてる!


「ふっふー見ろ!自信作だ!」

「確かにネットを参考にしただけだけどよくできてる!」「一言多いわ!」


…見た目は大丈夫そうだ

「塩と砂糖間違えてたりしない?」

「するわけないだろう、自慢の姉ちゃんだろ?」

………ちょっとその部分に突っかかったが、一応自分のために丹精込めて作ってくれたので、お礼を言っとこう


「春n「おっとお礼なら食べてからにしてもらおうか」

「なんだそのキャラ、じゃあいただきます」

「おう!いただけ!!」



珍しく春姉にしては分量間違えてなかったし美味しい料理だった。

それじゃあ改めて春姉に礼を言うか


「いやー美味しかったわ春姉。まさかあんなうまいなんてな」

「お粗末様でした。いやーうまいって言ってもらえてよかったよ」

「で、なんでいきなり料理作ったの?」

「?いやさっき言ったじゃないか、秋冬のためだって」


というが俺は薄々気づいている。ちらっと見えた棚の中に新しい漫画が置いてあるのを。

そしてゴミを捨てるときに、この辺から一番近い本屋の袋があるのを。

そしてそしてやけに重かった荷物の正体がほぼ漫画だってことを。


「へーーーーーーー。ほんとにそうなんだねー」

「…お前気づいてるな。その通りだよ、料理系漫画買ってやって見たいなぁって思ったからだよ」

「じゃあ明日からご飯作ってくれんの?」

「いやー料理って難しいな。だからお願い」

「は?作れよ」「今度から多少は手伝うから!」

「多少じゃなくて多多にしろ」


…別になんだかんだ言って楽しいからいいけど

あ、そうだ一応春姉には言っとくべきか


「そうそう知ってると思うけど明日から始業式まで家でない予定だからよろしく」

「ぶっ!!」


春姉が口直しに飲んでたお茶をギャグ漫画みたいに吹く。


「きったね」

「うっわっオメェに言われたかねぇわー。で、明日から家でないの初めて聞いたけど」

「言ってないし」

「じゃあなんで知ってると思ったんだよ」

「姉だからてっきり」「……」


「あんま部屋出てない私が言うことじゃないけど、マジで出ないんだ」

「だってなんもすることないし、ゲームしたほうがいいじゃん?」

「ふーん、そんな熱中しそうなぐらい面白そうなの?」

「だから全世界が注目してるわけですよ」

「…買おうかな?」

「え、まじ?多分春姉の財力があればすぐ買えると思うけど、入荷が1ヶ月後ぐらいなる気が」

「ふーんじゃあ買うか!久しぶりにボコしてやろうじゃねぇの!(ゲームで)」

「おういいぜ!返り討ちにしてやんよ!(ゲームで)」

「あ、じゃあそのゲームについてもっと詳しく教えてくれよ!!」

「おーけー!って言ってもネットで調べたものしかわかんないけど………」




春姉と話して三十分ぐらい、蓮から通話がかかってきた。


「あ、春姉。蓮から通話かかってくんの忘れてた」

「あー蓮って友達の?いつも迷惑かけてすいませんって言っときな」

「それ俺が言うの?普通春姉が言うんじゃなくて?」

「いや、うち普通じゃないから」

「いやまあ、姉が宝くじ当てたって時点で普通じゃないけれども」

「ほら、それより、AWのことについて話すんだろ?行ってこいよ」

「そうだった」「そうだった!?」

真面目にこの短時間で忘れてた。


「わかった、じゃあ明日〜。おやすみ」

「歯、磨いとけよー」「わーってるって」


自分の部屋に戻りながらレンからの電話に出る。


『あ、やっときた、少し遅れてたけどなんかあったん?』

「悪い悪い存在忘れてただけ」

『どんな理由よりそっちの方がやだわ」

「ごめんって。で、あれからなんかあったん?」

『そうそう、姉ちゃん説得したら一回だけ戦闘職やって、面白かったら本格的にやってみるんだって』

「あ、本当?でも、あんま花音さんがゲームしてる姿想像できないけど、そんなすごいの?」

『すごいって言うか飲み込みが早すぎるんだよね。ちょっと教えただけなのに一日練習したら俺抜かす。それ以前にゲーム以外にも凄すぎるんだよなぁ、、存在がチート』

「出来損ないの弟の正反対なのか」

『んっんー覚えとけよ』「脳の容量が空いてたらね」『他のこと忘れさせてやろうか』

「いや冗談冗談。あ、合流場所どこにする?それ知らなきゃわかんなくね?」

『完全に忘れてた。調べてみるわ、っとブラストから始めるから…………リスポ近くに噴水があるらしい。かなりデカめの』

「噴水ねぇ、なんかラノベとかの街によくあるやつ?」

『何を想像したか知らんがそんな感じ』

「じゃあ始まったらそこで」

『おけ、姉ちゃんにも言っとく』

「あ、名前…プレイヤーネームは?」

『忘れてた』「忘れすぎな」

『んー、もう姉ちゃん寝ちゃったからわかんないわ』

「はやくね?まだ9時なんだけど」『健康すぎるからね』「それにしてもだろ……ん、じゃあわかった俺たちも今言わずに明日現地で見せ合うか!」

『それいーじゃん!でもアバターとか変えるから探すの難しそうだけど』

「うーん目印ねぇ…普通にちょっとだけ作ろうとしてるアバターの特徴教えてくれる?」

『あー金髪?』「ちゃっらっ」

『別にいいじゃん!日頃できないんだし…』

「……おっけー、じゃあそれらしいの見つけたら近くに行くから、周りに変な挙動してる人がいたら声かけて」

「方法…」「仕方ないだろこれしか思いつかないし」


……明日について話す内にどんどん楽しくなってくる

しばらく二人で明日のことを話していた。


『もうこんな時間だぜ?おいおいシュウ明日間に合いそうか?』

「バカ言え流石に間に合うわ。遠足前夜で楽しみすぎて寝れない小学生じゃあるまいし……でも確かに結構話してたな、ふわぁぁそろそろ寝るかー?」

『いやあくびしてんじゃん』

「気のせい。通信ラグ」『ラグってそんなもん?あとうちの回線死ぬほどいいからそんなことないと思うけど』

「うっせ自慢すんなばーか」

『小学生かよ。……じゃっ寝るかー明日ちゃんと起きて間に合えよー!八時からだかんなー!』

「お前もこいよー!」

『いや、時間になったら専属の執事が起こしてくれるから』

「金っ!!!!!」


ここまで話した周りの人全員金持ちなんですが。

朝方ぶりの捨て台詞を吐きながらレンとの通話を切る。


…よしそろそろ寝るか!あ、最後に目覚ましの確認でもしとくか。

んーと、、、多分ないだろうけどなんかの手違いで反応しなかったように、姉の部屋からくすねてきた奴と自分の時計二つで計三つセットした。

そしてベッドにダイブ!めっちゃふかふかしてる。気持ちいい。



………よし……じゃあ…寝るか……



眠れなすぎるけどここで遊んだらなんか負けな気がする。


「ふーんおもしれぇじゃん」「えすっげすっけすっげ」と少しでも感じて頂けたなら是非下にある評価ボタンを押して欲しいです!!!

感想なども受け付けておりますのでお願いします!!


※作者は常にネタ切れです。感想でネタを恵んでください。

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