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聖霊マリンの気まぐれ

西脇大和の趣味はソロキャンプだ。

しかし近頃は心踊らなくなってきていた。

毎週来ているこの山も土地勘がついてしまい、家同然になってしまった。出てくる獣もせいぜい猪くらいまでた。


長期休暇になると遠いところまで遠征にいくのだが、整備されていたりそもそも所有者がいるだろうから勝手に入るのは気が引けてしまう。


もっと過酷な状況でのキャンプがしたい。


こうなったら樹海や無人島に遭難でも...とは常々思っているのだがいざとなると行動に起こせないヘタレである。


「うーーん。何かいい方法があればいいんだけどなー」


『ふーん。君の願い叶えてあげるよ!』


幼い少女の声がしたと思えば、辺り一面光に包まれた。

こうして彼の希望通り?大和は見知らぬ地に光落とされたのである。


「何だ?何がどうなってる?」


いきなりの状況に戸惑う大和の元に光輝く天使のような少女が舞い降りてきた。


『遭難したかったんでしょ?とっておきの場所に連れてきてあげたよ!』


良いことをしてあげたでしょと言うような満面の笑顔で少女は答えた。

しかし今だ状況を把握できずぽかんとしている大和に気付くと、心底がっかりした表情をした。


『さすがに何もわからない状況はかわいそうだから3つだけ質問に答えてあげるよ!』


「ここは?」

『アルフォート国のトロンの森だよ!』

「えっと...あなたは?」

『この国の聖霊マリンだよ!君の世界の神様みたいなものかな!』

「僕はなぜここに?」

『ん?君がもっと過酷な環境に行きたいって願ったからかな?あ、質問3つ終わったね!それじゃあ楽しんでねー!』


気付くと聖霊マリンは消えていた。



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