34話:8月からのアルバイト募集
そして一番忙しい4月の下旬となり、インターネットでアルバイト募集を
かけてネット貼り、5月からの交配で結実した果実を適切な数に減らす作業・
摘果のシーズンになる。かたちが良く大きいもの軸が長くしっかりしたものを
残し変形した果実や虫害のあるものはハサミで落とす。
梨は葉っぱ、おおよそ30枚で1個の果実を養うことができるので数が
成っていればよいというものではない。摘果をすれば養分の分散がおこらず、
残された果実により多く集まるため、甘くて大きな梨の実ができあがる。
最初は荒っぽく摘果をして農園全体を回り、その後もう一度、摘果をして
より甘くて美味しくて、大きな梨を育てる。
7月に、玉決めと言って、最終的に残す果実を決める仕上げ作業をする。
もう一度園内をチェックし、病気に感染したものや虫の被害を受けたものなど
を取り除いて、良い梨だけを残す作業をする。8月から10月にかけて収穫して
販売する。いよいよ浜梨の収穫、一番忙しい、収穫と販売のシーズンになる。
スタッフが一丸となって日の出から収穫し開店前から選果、午後には箱詰めし
、夜までに出荷を終えます。まず、インターネット、スマートフォンを通じて
梨の収穫と箱詰め、輸送、販売のアルバイトを募集した。土日のアルバイト
と学生の夏休みのアルバイトが多く、収穫作業に50人ほど集め、まず、
収穫の仕方を実際に農家の人が見本を見せてアルバイトさんにやらせて
みて教えた。
そして農園ごとに一気に収穫し箱詰めまでしてトラックに積み込んむ
作業をして、できるだけ早く、収穫した。5日後の8月6日に駅近くや
農協の店で販売を開始していくが、これも土日が、かき入れ時なので
レジ作業の経験のある人を揃えれ、効率よく売ることを重点に、
売って売って、売りまくった。
特に、大きな物や見た目の美しいものは、別選品として高価な進物用
として、きれいな箱に美しく並べて、お中元、進物用として箱売りした。
そこでは、久保伸介と奥さんの成美さんも手伝い、きれいな、お姉さん
を配置して試食用の梨を用意して販売し、一般の販売所と分けて販売所を
作った。
これが思い通りに運んで大きな駅の一角で土日に用意した商品が半日で
売れるという盛況ぶりだった。これにより販売単価が上がったのは言う
までもなく、関係者一同、笑いが止まらなかった。そして8月が終了した。
その後も9月になると1個売りと形は悪いが箱売りの梨も1箱単位で販売
しトラックで自宅まで配送サービスも行うと、これも当たって売れ残りが
激減した。そして9月が終了して集計してみると販売総金額で昨年の
3割増の売上となりアルバイトさんの日当を出しても、お釣りがきた。




