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また次は

作者: 夜朝

さむいのと

いたいのが

君のところへ

行ってしまったので


ごめんね


言って

握ろうとしたおてて

大丈夫なら

そーっと引き寄せる


せっかく

楽しかったのに

いやな気持ちにさせたね


でも

僕も

君の37%くらい

冷やっとして

ちくってしたよ


でも

ごめんね

やり返したいわけじゃ

なかったんだ


君が嫌がらなかったら

ぎゅ

するんだ

抱き抱き


きつく当たっちゃった時間の

3.57倍の時間

そういう風にし続けて


どうか

あったまりますように


氷のとげとげ

君の心に刺さったら

無理に抜いたらだめなんだ

穴が残って

冷たい風が

ぴーぷー吹き抜けてしまうから


そのまま

あったかいお風呂に入れよう

溶けるまでの間

触らずに待っていてね


一番きれいなお水

井戸から汲んで

君が冷えすぎたから

僕のおてても真っ赤になるまで

冷えちゃっていい


まだまだまだ

お湯になるまで

浸かっちゃだめだよ


120%

とある気持ちで出来た薪を

いっぱいくべて

僕の手が煤だらけになる頃

ほら湯気が出てきた

そろそろ入っていいよ


ほかほかほか


気持ちいいね

僕も

おててだけ浸けよう

きれいに洗ってから浸けるから

湯船の端っこを貸してね


少し

あったまった?


氷が溶けてきたら

お湯がぬるくなっちゃうね


もう少し

薪をつぎ足そう

いくらでも出てくるよ

たくさんあるんだから

君用の薪なら


ねえ


君のそれは

持っているのと

使うのとは

別に悪くないんだよ


次回はね

落ち込みが深くなる前に回収して

ごめんねって言って

ぎゅーってしてくれたらいい


そうしたら

二人で笑い合える

冗談で済むのに


不器用さんだね


もしかしたら

そういうの

教えてくれる人が居なかったのかな

って思ったんだ

だから

言わなきゃって力んだけど


もしかしてさ

そもそも

使ったことも

そんなになかったのかな


こう

普段は

色んな思いつきを

我慢して押さえ込んで

出さないできたのかな


それなら

出せる場所になれるのは

うれしいことなんだ

なんか

特別って感じ


まあ

どっちにしても

君に必要なのは

さじ加減の習得かな


もったいないよ

せっかく

楽しくなるネタを

持ってるんだから


また

一緒に遊ぼう


お風呂から出て

体を拭いたら


今度は

君が笑顔になるまで


ぎゅー


って

してるから


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