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舞台挨拶

初投稿です。誤字、脱字やおかしい文章があったらご指摘ください。

 ある日、少年は疑問を持ちました。

 仮の話、箱の中で「殺してくれ」と叫ぶ人がいたとして、「殺してくれ」と泣く人がいたとして、「殺してくれ」と懇願する人がいたとして――死神でもない素人が、その人を殺すのは善か悪か。


 その日、双子は疑問に思いました。

 仮の話、密室の中で生と死の堺を彷徨う人がいたとして、手術さえすれば助かる人がいたとして、自分とその人以外は誰もいなかったとして――医者でもない素人が、その人を手術するのは正義か不義か。


 この日、作家は疑問を抱きました。

 仮の話、わずか七日間の戦争によってすべての国が滅び、亡き国の代わりに、『企業』が、世界の新たな管理者となれば――

 その世界で、不思議な病気が姿を現したならば――

 猫耳が生える病気や、空に落ちる病気や、歌ったり踊ったりする病気や、暗号化する病気や、嘘を吐く病気や、感情が爆発する病気や、嫉妬する病気や、一人ぽっちになる病気や、やめてぼくらはまだ生きている病気や、透明になる病気や、振り返る病気や、鬼になる病気や、チョコチップクッキーが食べたい病気や、機械人形に成り果てる病気や、カブトガニを踏み潰す病気や、パクる病気や、友達だった病気や、感情が爆破する病気や、見える病気や、腐っても腐りきれない病気や、嫌う病気や、Animismの病気や、振り返りもしない病気や、高熱が出る病気や、きになる病気や、悪夢の底で君を待つ病気や、感情に飽きる病気や、名無しの病気や、悲鳴を共鳴した病気や、怪物の病気、とか――などの不思議な病気があるならば。


 あの日、私は疑問を提示しました。

 そんな世界で仕事のために旅をする、一人のシニガミと一匹の猫がいたならば

読んでくださりありがとうございます。

本編もぜひとも。

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