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運命を操るのは  作者: 安藤真司
本編 運命を操るのは
8/41

ハッピーレター

 木曜日の放課後。

 昨日は放課後の時間を結局全てクラスの劇に充てることができていたみもりはしかし、今日は初めから生徒会に来ていた。

 仕事がある、というのは事実だが。

 しかし、昨日微妙な空気になってしまった千晶と顔を合わせづらかった、というのも顕然たる事実だ。

 行き帰りを共にした詩織に相談できればそれでもよかったのだが、如何せんみもり自身が何をどう考えて何をどう悩んでいるのか、まるで検討がつかず、そのまま昨日の出来事を話す気にもならなかったために詩織に昨日の件は一切話していない。

 詩織の方も、特段みもりから無理に何かを聞きだそうとはしなかった。

 今日、みもりは千晶と一言も会話を交わしていない。

 授業中、何かを求めて視線を彷徨わせていると、数回、目が合うことはあったが。

 目が合って、何故かお互いに一秒にも満たない時間だけ、はっきりと目が合ったのだと確認してから、目を逸らした。

 気まずい雰囲気は解消されぬまま、あっという間に放課後になってしまっていたのだった。



 さて、その生徒会室にて、一つの決闘が執り行われようとしていた。

 片や、生徒会二年、会長補佐の櫛咲櫛夜。

 片や、生徒会一年、副会長の綾文弥々。

 幸魂(さきみたま)高校の誰もが知る名物カップルでもある二人が妙に洒落たポーズを決めて向かい合う。

 ただし、ぴりぴりとした重たい空気は欠片も無く、むしろ休日の午後のような倦怠感すら漂っている。

 当の本人達は妙に真剣な顔つきなのがいっそ滑稽ですらある。

「ふふふふふ……今日こそは勝たせてもらいますよ櫛夜先輩」

「また弥々の黒星が増えるだけ……無駄なあがきだ……」

 言葉だけは格好いいが。

 二人は今、仕事の選択について協議している最中である。

 会長補佐と副会長、という地味に似た役職に付く二人なのだが。

 生徒会長の奏音からして。

「会長補佐と副会長ってよくわからないし、まとめて二人分くらい仕事割り振ればいいかしら」

 などと適当な扱いをしている。

 それで十分に仕事が回っているのだから、あながちその判断は間違っていないのだろう。

 と、いうか、奏音を含む生徒会の全員が、あまりこの二人の間に首を突っ込みたくない、というのが正しい生徒会の事情のような気がするが。

 ともかく、奏音が二人分まとめてお願いした仕事を分担する際、櫛夜と弥々は何かしらの手段でどちらが何を担当するのかを決めているのだが。

 その勝負方法は毎回交互に決定する、という二人の取り決めに従っており、今日はどうやら弥々の日らしい。

 弥々が担当の日に二人が行う勝負は、いつも同じなので、なるほど今日は弥々回か、と謎のカウントを生徒会の面々は行うことができる。

 して、その勝負とは――


「じゃあ今日もいきますよ……ジャンケン」


 ――そう、ジャンケンである。

 ジャンケン。

 ジャンケンと聞いて他のゲームを連想するものは日本人ならばそう多くはないだろう。

 その手の形さえ見せれば世界でも通用するかもしれない。

 つまり、グー、チョキ、パーの三つの手で戦うゲームである。

 グーはチョキに勝てるがパーに負ける。チョキはパーに勝てるがグーに負ける。パーはグーに勝てるがチョキに負ける。

 二人で勝負をするのであれば、自分が勝つ確率は三分の一、あいこになる確率は三分の一、負ける確率も三分の一という完全に確率によって支配されたゲームだ。

「ふふ、すぐに吠え面かかせてやりますよ」

「望むところだ」

「櫛夜先輩……今日の私には秘策があります」

「秘策?」

 なお、この勝負。櫛夜が勝負内容を決める際は抜きにして、弥々がジャンケンを挑んだ時の勝敗がどのようになっているかというと。


 櫛夜の全勝、である。


 既にその回数は、みもりが知っているだけでも十、二十を越えているだろうが、その全てのジャンケンで、櫛夜は勝利している。

 おかしいくらいに勝利を重ねているわけだが、これにはとあるからくり、とも呼べないような不思議が働いている。

「いいですか櫛夜先輩、私は今日チョキを出します」

「なんだ、心理戦か?」

「ですから櫛夜先輩はパーを出してください、でないと」

「おぅ」

「別れます」

「お、は?」

「ジャン! ケン!」

「お、おい!?」

 突然の爆弾発言に櫛夜はうろたえつつも、しかし僅かに残った冷静さで、櫛夜は念じる。

 頭の中で、その言葉を。

(一回入魂!)

 櫛夜にとっての魔法の言葉。

 櫛夜だけが扱える奇跡の力。

「ポン!」

 ジャンケンとは道具の要らないゲームだ。

 手さえあれば誰でもすぐにできるし、手が塞がっていても、口頭でも足でもできる、素晴らしく簡易的なゲームである。

 そのため決着がつくのもまた一瞬。

 そしてその一瞬の間に、弥々と櫛夜は手を出し揃える。

 櫛夜がグー。

 弥々がチョキ。

 櫛夜の勝利、である。

「ぅあーっ、私の愛の力では櫛夜先輩のこの能力を抑えることはできないというの!?」

「なぁ弥々? さっきの別れるって」

「え? いや別れるわけないじゃないですか、私櫛夜先輩のこと大好きですッ」

「お、おぅ。ならいいけどさ……驚いた」

「いやぁ。さすがに私が別れるって言ったら櫛夜先輩負けの手を出すしかないんじゃないかと。むしろ私に負けて別れない方が人生的には勝利という噂も」

「心理戦になってないんだがそれ」

「そうですか? 私にしては考えた方かと」

 決着も碌に気にせず、というよりは決着を話のタネにいちゃこらと談笑に移る二人を、みもり他生徒会の面々は白々しい目で追いかける。

 あーだこーだとジャンケンについて語っているが。


 そう、この櫛咲櫛夜、ジャンケンに必ず勝つことができるのだ。


 櫛夜は、いや正確には既に大学生である櫛夜の姉はこの地味ながら驚異的な能力を『確立制御』と名付けている。

 能力、などと聞くと現代人はもっと大袈裟で出鱈目なものを想像するだろう。

 世界には様々な漫画作品、映画、アニメーションが溢れている。

 そういった作品には昔から多種多様な能力、と呼ばれる異能で溢れている。

 例えば体から火を放出したり。

 例えば体そのものが液体になったり。

 例えば重力を意のままに操ったり。

 例えば地球どころか宇宙のどこへでも瞬間移動することができたり。

 例えば時間を巻き戻したり。

 例えば世界を分裂させたり。

 例えば宇宙を一巡させたり。

 例えば未来を予知したり。

 例えば記憶を改ざんしたり。

 例えば単純に目の前の物を破壊したり。

 例えばそれら作中の異能力全てを無効化したり。

 そんな発想力に富んだ、現実世界に起きるはずもない力のことを、能力とそう呼称している。

 櫛夜の能力とは、そうした際限無い人の想像力から生まれたものとは、少し、いや、大分違う。

 彼に出来ることは、本当に、ただ、ジャンケンに勝つ、それだけなのだ。

 それも、一日に一回限定で、ジャンケンの直前に『一回入魂』と念じなければ発動しないものだ。

 …………。

 と、まぁ、果たして本当に能力と呼べるものなのか、疑問は絶えない。

 疑問どころか、当の櫛夜が自身の能力に懐疑的だったりする。

 無理もない。

 『確率制御』と聞いて、その能力の中身がジャンケンに勝つ程度しか行えなければ拍子抜けもいいところだ。

 なんだそれ誰でも三分の一くらいは勝てるんじゃねぇのか、と野次を飛ばしたいほどだ。

 だがしかし、櫛夜のこの能力、別に相手が二人でなくとも発動するらしく、何人が相手であっても必ず勝てるらしい。

 また、追加条件として、ジャンケンの人数は何人いようと問題ないのだが、櫛夜がジャンケンをする際に、その部屋など、その場に櫛夜とその相手の二人きりしかいない時には何故か能力が発動しないといった微妙なものも存在していたりする。

 櫛夜が自分にそんな能力があるらしい、と感じてから今日まで、条件を満たして勝てなかったジャンケンはない。

 あまりにも普通すぎてみもりも未だ、この能力とやらの存在をはっきりと認めることができていない。

 外蓮もないのはよくわかっているのだが、やはり現代において、非科学的なものを信じることには抵抗のあるみもりは、やはりただ単に櫛夜が強運なだけではないかと勘繰っている。

 いっそどうでもいい、というのは内緒である。

「相変わらず仲良しさんだね、あの二人」

「そうですわね。羨ましいくらい」

「え、なに、みもり、あの二人が羨ましいの? もしかしてそれって、誰かに恋しちゃってるとか」

「……私もあんな風に弥々といちゃいちゃしたいですわ」

「そっちなんだ!?」

 櫛夜と弥々が遊んだためか、みもりと詩織の間にも弛緩した空気が流れる。

 こういった空気の時は少し休憩してからの方が集中して次の作業に移るものだ。

 特に、人と会話をする、ということは休む上では重要である。

 そのことをきちんとわかっているみもりと詩織は互いに顔を向かい合わせて、笑う。

 顔の筋肉を使うことはいいことなのだ。

(っていうか、誰かに恋してるのは詩織の方じゃありませんの)

 と、みもりの内心で夜叉が生まれているのは秘密である。

(外面に菩薩は現れていないと思いますけれどね)

 みもりが嘆息すると、詩織はそれをなにか合図だと受け取ったのか、目だけで「何?」と聞いてきた。

 なにかもなにもないよ、と、みもりは手でそれを制して、なんでもないことをアピールする。


 休憩を終えて仕事に戻ろうとみもりが大きく伸びをしたその時、生徒会室の扉の向こうからコンコン、とノックする音が響いた。

「しっつれいしまーっす!」

 と、失礼極まりない軽さで入ってきたのは、一人の女子生徒。

 大きな赤縁の眼鏡の向こうに、やはり大きな瞳が覗くその女子生徒は入ってきた途端に謎のポーズを取って静止した。

 不自然な姿勢で両腕を高く上に掲げている彼女の体が小刻みに揺れている。

 突っ込みが入るまではこうしているつもりだろうか。

「ええと、なにか用? 茉莉(まつり)さん」

「よく呼んでくれたねかのっちゃん! けろりん!」

「……ええと、なにか、用? 茉莉さん」

「そう、私が文化祭実行委員長、祭りに魅せられた咎人、祭林茉莉(まつりばやしまつり)よ!」

「咎人なんだ……」

 溜息を吐きながらその名を呼んだ奏音はそのノリに付き合う気はあまりないらしく、ただ白けた表情で質問を繰り返す。それを受けて元気良く返答してきた女生徒――茉莉――に、弥々が小声で反応する。

 茉莉は体全体を大きくこれでもかと動かして弥々に手を振る。その揺れから、彼女のチャームポイントでもある、お団子にした髪が所々解けてぼさっとだらしなく垂れてしまっている。

「ややっちゃん、けろりん!」

「えーと、けろりんです。祭林先輩」

「やっだもう、私のことはけろちゃんでいいよややっちゃん!」

「あーはい、そうですね、考えておきますですはい」

 同学年の中ではテンションが高く、むしろ人を引かせることの方が多い弥々が会話で封殺されている。

 その事実にみもりが、

(相変わらず超越、と言いますか、稀有と言いますか、人類の夾雑(きょうざつ)物と言いますか)

 と、内心相当に酷い感想を抱く。

 彼女、茉莉は幸魂高校の二年生で、先ほど何故か自己紹介をしたように、文化祭実行委員長である。

 幸魂高校の文化祭は地域住民を巻き込んで、比較的規模もでかく盛大に行われる。

 だが、学生にとって文化祭とは何がどうあれ自分達が楽しむものである。

 そのため、文化祭初日のオープニングセレモニー、そして後夜祭は全力で盛り上げる必要がある。

 生徒会が積極的に文化祭運営に関わる幸魂高校では、文化祭実行委員の仕事は、生徒会と連携しての各クラスの企画運営等を除けば、イベント実施と装飾が中心である。

 苗字も名前も祭りなので文化祭実行委員になるしかない、と自分から言ってのける茉莉は言動のおかしさを差し引けば発想力、行動力そして企画力に富む素晴らしい人材である。

「さて挨拶はこのくらいにして、これこれ! 刷ってきたよかのっちゃん!」

 茉莉は仲の良い(彼女基準で、だ)人のことを妙なあだ名で呼ぶ。とは言ってもワンパターンで、大体苗字か名前にちゃんを付けるものだ。

 快活にクリアファイルから取り出したのは二枚の、色の異なる紙。片方は薄いピンク色に染まっており、もう片方は薄い水色に染まっている。

 ルーズリーフなど、普段ノートに使っているものよりも厚い、画用紙かなにかを奏音は茉莉から受け取る。

 その奏音を囲うようにして、生徒会役員全員がその紙を覗き込む。

 一枚が数十の枠で区切られており、その一つ一つに可愛らしい文字でちんまり印字がある。

「ハッピーレター……幸せを呼ぶ手紙かぁ」

 Happy Letterと筆記体で書かれたその端に、ウィンクしながら矢を構えた天使が描かれている。ピンクの方にはやや髪の長い女の子らしき天使が、水色の方にはやや髪が短い男の子らしき天使が描かれている。

「ふふふ、これでサキ高文化祭いちゃいちゃ計画が完成形になるねかのっちゃん!」

「そんな頭の悪い計画に加担した覚えはないわよ……」

 なにやら頭の悪い話をしているようだが、茉莉が持ってきた物は、文化祭での些細な企画の一つである。

 その名も、そのまま『ハッピーレター』。

 企画自体は大したことはない。幸魂高校の生徒達に向けての、恋愛推奨企画である。

 普段、日常生活において、高校という機関は学生達の恋愛を、表向きには推奨していない。していない、のではなく、することができないのだ。

 教師という立場は、学生が思っている以上に難しい。

 基本的には充実した学生生活を保証する、というのが教師に課せられた責務であろうが。

 特に高校という機関は既に義務教育ですらなく、進学校ともなればその多くが大学進学に向けての学力向上を第一に考えているであろう。

 よって、その生徒の保護者たちも、自分らの子どもがより良い大学に進学できるようになってくれることを期待している。

 教師はその期待に応えなくてはならず、当然授業やそれ以外の対応に力を注ぐことになるのだが。

 はっきり言って、恋愛、というものはそうした保護者や教師の思惑を考えれば、邪魔でしかない。

 平日家に帰ってきたかと思えば携帯を肌身離さず、恋人とずっと連絡を取り合っている。

 休日は遊び呆ける。

 それだけならまだしも、学校帰りにどこぞやへと寄り、帰りが夜遅くになることもままある。

 そうした行為は教師陣からすれば生徒らのプライベートであり、そんな所まで関与でいるはずもない、のだが。

 保護者というのはまさにそうした生活習慣の改善をこそ高校に望む。

 となると、高校としても対策をとらざるを得なくなり、普段から口うるさく寄り道をしないようにと指導をし、通学路に立ち、まるで恋人二人が帰りにどこかへ寄るが悪だとでも言いたげに。

 生徒も生徒で、そうした事情は知りつつも、好きな人と過ごす時間が認められないと言われてしまえば、逆らいたくもなる。

 そんな微妙な思惑が行き交う日常ではあるのだが。

 しかし来たるは、文化祭という特別なイベント。

 その時くらい、少し積極的になってみてもいいではないか。

 青春の一ページを手伝うくらい、学校側がしてみてもいいではないか。

 そういった生徒の想いをぶつけてみることにした生徒会及び文化祭実行委員会は、実の所微妙な雰囲気のまま、ある企画を進めることにした。

 それが、『ハッピーレター』である。

 企画自体は非常に単純なものだ。

 今しがた茉莉が持ってきた色の異なる紙。ピンクの紙を女子に、水色の紙を男子に配る。一言コメントが書ける程度の大きさのその紙は全校生徒に渡されるだけでなく、文化祭のパンフレットにも赤青各一枚が付属しており、学外からの客にも行き届く。

 後はただ、宣伝するだけだ。

『好きな人に一言添えて渡してください。相手からも貰えたら、二人は両想い!』

 奇の衒ったところの一切ないこの企画。

 発案者は詩織だ。

 別に普段から恋愛したがっているようにも見えないし、恋愛に関して奥手ということもないだろうが、しかし彼女はせっかくだからやろう、と言って生徒会を説得した。

 と言っても、弥々はこの企画に大賛成の立場であり、みもりもまた、詩織がどうしてこんな企画を推し進めたいのか理解に苦しんだものの、否定するような提案だとは思わなかったので、賛成はしていた。

 今考えれば、好きな人が出来た詩織が、告白かなにか、きっかけが欲しかったのかもしれない。

 生徒会が微妙な雰囲気になっていた原因は、つまりは二年生である。

 以下、弥々に、

「ね、文化祭始まったら私と交換しましょう櫛夜先輩ッ」

 と、言われた櫛夜と、それに対する友莉、奏音、優芽らの会話。


「お、おぅ。そ、そうだな……」

「へーーーーー」

「ゆ、侑李、さん?」

「いやー、ちょっと、なんかさ、私、この紙渡す相手が、いないんだけどなー!」

「ゆ、ゆゆ侑李さんや、お、落ち着けよ」

「三年生には配らないんですよね……配ったところで意味ないですけど」

「三年生には配らない、んだよね……配ったところで、意味ないけど」

「こ、こらーッ! そこの先輩方! なんかぶつぶつ言わないッ!」

「「「振られた人間の気持ちがわかるの弥々ちゃん?」」」

「あ、ごめんなさい」


 鬼気迫る先輩方にかける言葉もない弥々や詩織であったが、最終的にはこの企画を耳にした茉莉が英断(『しおっちゃん、ナイスハッピー!』)した。


 手に収まる程度に分割された紙――ハッピーレターを受け取り、みもりは隣で嬉しそうにしている詩織を盗み見た。

 傍目には、単純に自分が提案した企画が形になっていることを喜ぶ一生徒会役員だが。

 みもりは知っている。

 彼女が、自分の親友が。

 好きな人へ、想いを告げようとしているのだ。

 その誰かが誰なのか、みもりは知らない。

 けれど。

 確信を持てることが一つだけあり。

 詩織のこの表情は。


 本当に本当に嬉しそうな時に浮かべるものだった。

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