表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二病のうた  作者: 朝倉新五郎
9/20

僕は

周りの人達は口々に限界だと言い続ける

その言葉の中に少しの毒を含んでるんだ

見逃しちゃいけない


泣いてるひとは哀しくて泣いてるわけじゃないんだ

彼らの哀しみは自分に向けて、そう

君のかなしみと同じだと思わずに過ごそう


このまま、誰も来なかったら、約束しよう

僕が君たちを滅ぼす悪魔になることを

誰も居ない場所で邪な想いを育てる


待つよ少しなら


僕の孤独が始まるまでに誰もこなかったとしたら

もう何もこの手には掴めないんだと知るんだろう


だから待つよ


悲しみが誰かの心に有るのなら

その存在は失われたものと同じように


喪失を心に記すために生きているとしても

有るべき意味があるんだろう

悲しみだけが続くと知ってしまった後


もしそうなら

存在を否定する誰かが居ても許されると思いたい

僕はその術を知っている


それを哀しもう

赦されざる罪と裁かれる者達のために


ただ、その日が過ぎた後

この気持ちに傷を付けた人たちの笑顔が

残っていれば


僕にはわからない未来だけど

幸福が残っていることを祈ろう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ