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ALONE
二人で歩いた
いつもの公園駅までの帰り道
手を繋いでいつまでも
一緒に居たいと貴方は泣いた
僕には翼がないからと
君を空に連れていけないと
寂しく呟いた
貴方の言葉忘れられないよ
愛しくて愛しくて
離れたくないと望んでも
僕には時計の針を止める
ことなんか出来ないと
勇気が無いわけじゃない
怖くて震えてるわけじゃない
君を失うことだけが
ただ切ないんだと言った
夜空を見上げた
星のあまりない街の空を
夢の中でいつまでも
思い出の中に消えるんだ
僕の手はもう届かないからと
君を抱いて何処かに行きたいと
寂しく呟いた
あなたの言葉忘れられないよ
愛なんて永遠じゃなくて
すぐに壊れて消えてしまう
僕はここには残れない
どんなに望んでも
信じてほしい約束を
破るつもりなんてなかった
出来るならずっといつまでも
君と居たいと言った
この生命の灯火が消えるまで
君と居たいと願った