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夢
迷いたくない迷いの森で何かを探すのだけど
戻りたくてももう戻れない何かを見つけたから
探していたものはこんな小さな
頼りのない欠片だけ
迷い訪ねて手に入れたのはこんな小さな欠片
Ah迷うが良い僕の貴方よどこまでも
Ah迷って欲しい私の貴方いつまでも
彼方から寄せる波は銀色に彩られた時
針の動きが止まっている間だけ生を持つ
此の世の闇と違う闇の狭間でうずくまっていた
光届かぬ夢の欠片も無いままに生を痛む
何故に愚かなものは届かぬ物を探すのでしょうか
何故に賢きものは過ぎゆく者の傷みを知ろうとしない
夢は愚かな者だけの物
夢は愚かな物だけの者
決して届かぬ暑い思いはその手伸ばし空へ
生き続けると誓う呪いは
誰のためにあるのか
滅ばぬ躯心引き止め
誰の笑顔を待つのだろうか
ナニモナイところからうまれて
ナニモナイところにかえるだけ
悪いことじゃない辛いことでも
過ぎ去る時がなみだもぬぐう
ドコカニイキタイそれだけを
いまも求め続けているうたに
すべてをのせてうたおう今此処で何かが始まるのなら