表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二病のうた  作者: 朝倉新五郎
18/20

無音時間

閉ざされた世界に放り込まれた

何も感じない自分を取り囲む嘘の数々

歯車のズレた時計の様に

僕の時間も現実から離れていく


誰かが歪ませた螺旋の緩んだ時

未来を狂わて希望と夢を奪う罠

全壊したビルの屋上に立って

夕日を眺め音のない街が暗闇に時間を待つ


悲しみも絶望も元から持ってたんだ

知らないふりして目をそらす絵空事


カチカチと揺れる秒針の背中

進まない時間の中背押しつぶされてしまうよ


緩まない時間の中に取り囲まれているよ

正常に動く誰かを切り取る虚数の日々

揺れ落ちる木の葉は写真のように

瞬きが満たす今では無い時間


僕が望んだんだ永久のメビウス

無いものを在るかのように願う

機械仕掛けの人形は

暗闇で華麗に踊るまるで久遠の如くに


喜びや慈しみも元から持っていたんだ

夢の中の一時と醒めた後の失望


カチカチと揺れる秒針の背中

進まない時間の中背押しつぶされてしまうよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ