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02.まぁ自己紹介でも

 一息を付けたことで、そろそろ我がパーティのメンバーでも紹介しましょうか。

 まずは、さっき大きな声で叫び、そして、みんなの目覚まし時計代わりになってくれたのは『リタ・グローバル』。歳は、13才。すご腕とは言わないけど、それでも、その辺の男なんかよりは断然強いリタは、れっきとした女の子。まだまだ、成長途中ということもあって、よく男の子に視間違えられているけど、当の本人はたいしてそれを気にしているそぶりもなく。ついでに言うと、こいつ、見た目はすっごくよく出来上がってたりする。黙っていれば、美少年!なんだけど、まぁ、さっきの会話からもお察しと言うことで・・・・・・。

 んで、リタの双子の弟がまったく同じ顔の『ルタ・グローバル』。双子だから、もちろん、ルタも13才。こっちは男の子と言うこともあって、リタ以上に力も強くて、剣術もピカイチ!顔もよくて、一人でいれば物静かで、観賞用には最適の物件。なんだけど、ひとたびリタとセットになったら、これがまた、すっごくひどいデビルにかわるのだ。むしろ、デビルのほうがかわいいとか思うぐらいに。

 実はこの二人は、その悪行のせいで実家を追われたとか追われなかったとか・・・・・・。出身は、目下旅をしているクラン大陸じゃないらしい。私はまだ行ったことがないけど、海の向こうにあるヨーザ大陸のテンネっていうところの生まれらしいんだよね。よくは知らないけど。あぁ、リタとルタは一応剣士ね。武器全般は使いこなせるらしいけど。

 次は『キャル・メリッサ』。キャルともう一人、ガーナっているんだけど、この二人もリタとルタと同じヨーザ大陸の出身らしいのよね。

 キャルは、商家の生まれで、歳は16才。なんでも、商家の跡継ぎらしくって、余りにも世間一般の常識を知らない娘に、世間の荒波にもまれて来いってことで、家を追い出されたらしい。

 商家の出身って言うだけあって、いろんな道具には詳しいんだけど、とにかく、ひどい方向音痴なんだ。商家の娘としてはそれが致命的らしくって、それを治せって意味でも追い出されたとか出されていないとか・・・・・・。だから、うちのパーティの中では、それを治すためにマッピングをさせているんだけど、これがまた、ひどくて・・・・・・。何度も私やルタが教えるんだけど、自分がむきを変えたら、それと反対に書いている地図をまわしたり、見ていた地図をまわしたりと言う。

 これはもう、治らないだろとか思いつつも、それでもキャルが実家の仕事もあるし、何よりも、婚約者をおいてきているらしくって、彼の為にも早く帰らないといけないとかよく呟いてる。

 さっき紹介したけど、もう一人のヨーザ大陸の出身の『ガーナ・ロベルト』。17才。ガーナもよく男にまちがえられるけど、外見はそんなに男っぽいってわけじゃなく、反対に男なのか女なのか迷ってしまうぐらいに、きれいなんだよね。ただ、飛びぬけて高い身長のせいで男によくまちがえられたりする。

 ガーナもキャルと同じ商家の出身なんだけど、キャルとは出身は違うらしい。なんでも、ヨーザ大陸の中の商業街でも、ガーナは精霊魔法の道具を多く取り扱っている商業街の産まれで、ガーナの実家も、そう言った道具を取り扱っている小さなお店らしい。

 小さいころから魔具に囲まれて育ったせいなのかは知らないけど、ヨーザ大陸には珍しい精霊魔法が使えるらしい。ある日突然精霊魔法に目覚めて、もっと勉強をするために精霊魔法に特化しているクラン大陸のクピト王国へと渡って来たらしい。

 ここまでは、海の向こうの大陸から来た仲間だけど、次に紹介をするのはクラン大陸のクピト王国出身。ついでに言えば、私の幼馴染でもある『ティア・キャロライン』。17才。ティアは、クラン大陸に唯一ある、精霊都市、アカシャの出身。ついでに言えば、クピト王国の中でも随一の力を誇っている大神殿カリムの巫女さん。ティアのお父さんが大神殿カリムの神官長で、ゆくゆくはその座をティアが継ぐらしい。今はそのための経験をつむために、各国をまわる旅をしている途中ってわけ。私たちの仲間うちの中では、一番常識と情勢に詳しいのがティアかな。後、クピト王国の中だけなんだけど、結構いい身分らしい。いつだったか、リタとルタが暴れ回ってて、その身柄をってところで、ティアが大神殿カリムの巫女だっていう証明をしたら頭を下げて警備兵が撤退していったし。

 おかげで、リタとルタが好き勝手やってるんだけどね・・・・・・。

 最後に、私こと『ルイス』19才。ファミリーネームがないのは、私がみなしごだから。実は、生まれて間もないころに、大神殿カリムの門の前に捨てられていたらしい。私自身、物ごころつく頃からカリムに居て、ティアのお父さんが私の養父で、親に捨てられたとかって言う間隔が実は全くなく、今、こうして旅に出ているのは、自分の親や自分の出世を調べるためじゃなくって、ただ単に、ティアのお父さんに一緒に行ってあげてくれないか、って頼まれたからだったりする。

 いくら巫女の権力が強いからって言っても、山賊とかにそれが通用するわけもないからね。

 昔から弓にかけては、右に出るものがいないというぐらいの腕を誇っている私のその腕を買ってくれて、一緒に行くようにって言われたんだ。本当なら、傭兵を雇っていくらしいけど、初めて会う知らない人よりはティアもその方がいいだろうってことで、私が護衛をしている、ってわけ。

 まぁ、私たちがどうやって出会ったのかっていう話しは、またいつか機会があった時にやるとして、そろそろ、腹ペコ大魔王が帰ってきそうだからまじめに火でもおこしておきますか。

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