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すれ違いの中でも、ボクはキミを見つけに行く〜自分の為に嘘をつく詐欺(ペテン)師達は〜  作者: 華御羅


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7/8

5 ボクの気持ち

前書きって……何を書いたらいいんだろう……。

とりあえずなんでもありな世界線なので!

「ね〜飛鳥ちゃん」


 4月の入学式からあっという間に時間が経って、今はちょっとジメジメした6月の朝。

 朝陽と家が近いことに気づいてから一ヶ月ちょっと。朝は朝陽と学校に行くのが当たり前になった。


 ……朝に朝陽と一緒に行く……。あははっ! なんか面白い!


「何、朝陽」


 隣に歩く朝陽は、ボクのことを見てブフッと吹き出した。


「は!? 何!?」

「んーん!いやぁ、面白いな〜って」


 はぁ……? 何が面白かったの……?


「くっ! ふっ! あはははは!」


 今度は腹を抱えて豪快に笑い始めるし……。

 ホントに何!? 幽霊にでも取り憑かれた!?


「飛鳥ちゃんっ……朝はっ、海苔ご飯でも食べたのっ?」

「え、あ、うん。そうだけど?」

「やっぱりっ! 顔にっ、海苔っ、ついてるよっ! あはっ!」

「え!?」


 恥ずかしくて右のほっぺに手をあてたけど、海苔らしいものは付いていない。

 あれ? じゃあ左? ……ない。


「ど、どこ!?」


 両方のほっぺを確かめたけど、やっぱり付いていない。


「は、な、の、う、え」





 ペロッ




 ちょっと生ぬるい感触が、鼻の上に走る。


「ふぇ……」


 い、今、ぼ、ボクの鼻に……朝陽の舌が……。

 確かに、鼻の上に感じてた変な感触はなくなったけど……。



 ちょっと……強引すぎない!?



「えへ、美味しそうだったから、つい♪」


 ボクに付いてた海苔が朝陽の舌に乗っていた。

 それを見て、火山が噴火したみたいに顔が熱くなる。


 美味しそうって何が!? 海苔!? それとも…………ぼ、ボク……?


「味付け海苔か〜。美味しいよね〜」

「〜〜〜!!!!」

「い、いくらなんでも強引すぎっ!」


 両手で朝陽のことを思いっきり突き飛ばした。


「うっ! いったぁ!」

「べー! 自業自得だよー!!」


 痛がる朝陽を無視して、学校に向かった。




「…………俺も、変われてるかなぁ」




 朝陽が言った言葉なんか、聞こえずに。




「おはよう! 飛鳥ちゃん!」

「あ! おはよ〜優衣ちゃん」

 クラスに入るなり、一番初めに挨拶をしてくれたのは、隣の席になった原優衣はらゆいちゃん。

 ピンクのボブヘアっぽい髪型と桜みたいな綺麗な目をしていて、可愛い女の子。

「ん? あれ? 飛鳥ちゃん、今日何かあった?」

「うぐっ……」

 も、もしかして……、優衣ちゃんってエスパーか何か……?

 察し力が強すぎません!?


「差し詰め、宮水くんのイタズラかな?」

「うっ……」


 焦っているボクを見て、優衣ちゃんは勝ち誇ったような表情になる。

 な、なんで……なんで分かるの!?

 また顔が熱くなっているのを感じながら、優衣ちゃんを見る。


「当たりみたいだね」


 すると優衣ちゃんは儚い感じで窓の方に行ってしまった。


「青春、だね」


 フッと切ない感じの雰囲気を優衣ちゃんは見せる。

 ……ドラマに出てくる、失恋した男の子みたい……。


「いやいや! 優衣ちゃんも青春真っ只中でしょ!!」


 優衣ちゃんはボクの顔を見るなり、驚いた顔をして、大声で笑い始めた。


「あっはは! 冗談だよ〜!! そもそも、こんなことになったのは、宮水くんと飛鳥ちゃんのせいなんだからね!」


 そう。こんなことと言うのは、ボクと朝陽はクラス公認のカップルだ。


「それはたまたまだって〜」


 体育の着替えの時間、朝陽も保健室で着替えるらしくって、二人で保健室に行った時、噂になりまくった。

 ボクは男の子というのを隠すために保健室で着替える。朝陽は、持病のせいで保健室でしか着替えられないそう。


 ……ボクは男の子。朝陽も男の子。


 わかってる。好きになっちゃいけないんだ。

 今は……、自由の時代。そういうのも別におかしくない。



 でも……、ボクは隠してる……。



朝陽はボクのことを女の子だと思ってる。

それだと、ボクが朝陽のことを裏切ってるのと一緒だ。

 ……詐欺をしている気がしてしまう。

 ボクは……なんとなくわかってきてた。




 朝陽のことを好きなんだって

 



 わかってる。変だって。でも……好きなんだ。


「そういう優衣ちゃんは好きな子いるの?」


 平静を装って、ボクは優衣ちゃんに尋ねる。

 とりあえず今は朝陽にバレなかったらそれでいいんだから。


「えっ、あっ、私!?」


 急に話を振られてびっくりしたのか、恥ずかしかったのか、優衣ちゃんは顔がいちごみたいに赤くなった。


「に、仁ノが……好き」

「仁ノ?」


 仁ノって、あの仁ノくんだよね?


 高校生になってから、学校に姿を見せない男の子。

 ボクもどんな子なのか知らないけど、不登校ということだけは知っていた。


「幼馴染か何か?」

「うん、小さい頃からよく遊んでたんだ」


 一番前の端っこの席を見つめる優衣ちゃんは……、どこか寂しそうだ。



 ……なんとなく、わかる気がする。怖いんだろうなぁ。



「……ボク、仁ノくんに会いたい」


 もしかしたら、ボクが仁ノくんの力になれるかもしれない。

 無責任なのはわかってるけど、ボクの心は変わらなかった。助けたい。仁ノくんのことを。


「あ、飛鳥ちゃんが?」

「仁ノに会いに行くの?オレも行く!」

「う……朝陽……」


 一体どこから現れた!そしていつからここにいた!

 問い詰めたい気持ちを必死に押し殺して、朝陽を睨む。


「え!?宮水くんも!?」


 優衣ちゃんはボクと朝陽を交互に見て、目をぐるぐると回していた。


 そうそう。そのノリで断っちゃえ。あんな爆発兵器

を持ってる朝陽なんか来たら仁ノくんもびっくりしちゃうよ!


「ふ、二人が来たいんだったら、きっと仁ノも喜んでくれると思う!」


 その選択は間違ってないかもしれないけど、そんな……ガッツポーズするほど!?


「よっしゃ!じゃあ決まり!放課後飛鳥ちゃんの家で待ち合わせ!」

「は!?なんでボクの家なの!?」

「確かに、飛鳥ちゃんの家だと二人とも知ってるもんね!」


 そう言われると……そうかなぁ?

 うん……うん?う〜ん。


「なる……ほど……ね……?」

 しばらく考えて、無理やり理解をする。

 まぁ、これも仁ノくんを元気づけるため!




「じゃあ……仁ノ学校登場作戦、開始!」



「「おー!!」」



 ……このメンバーで本当に大丈夫かなぁ?

新キャラ優衣ちゃんに続いて、仁ノくんというキャラが出てきました!優衣ちゃんの恋は無事実るのか、飛鳥の想いは朝陽に届くのか。

私にもわかりません……(汗)

これからもこの四人を見守ってください!……違いますね。双くんも出てきてないけどいましたね。

これからも、この五人を見守ってください!(あと先生も!)

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