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すれ違いの中でも、ボクはキミを見つけに行く〜自分の為に嘘をつく詐欺(ペテン)師達は〜  作者: 華御羅


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5/8

番外編1 後悔

今回は朝陽視点の番外編です。本編とあなり関係がない……と思うので読んでも読まなくてもいいです。

先に言っておきます。

朝陽が呼ぶ、呼び捨ての『飛鳥』は中学の頃の朝陽が仲の良かった男の子です。『飛鳥ちゃん』が、今の飛鳥です。

わかりにくいかもしれないですけど、頑張って読んでください。所詮はなんでもありな世界線です。ツッコまないでください。

 オレは、ずっと後悔していることがある。


 それは、謝れなかったことだ。散々酷いことを言ったのに、その子に謝れていないこと。ずっと後悔していた。

 中学生。あの子、飛鳥とは親友だった。ずっと仲のいい友達だ。

 ……でも、急にスカートなんか履いてきたりして、驚いた。


 わかってる。今はどんな人がいてもいい時代。ただ、それがどうしようもなく羨ましかった。

 自分の好きなことを堂々と出せる飛鳥が、羨ましかったんだ。


 飛鳥に謝れる日は来るのだろうか。

 そんなことだけを考えて、また一日が過ぎる。


 そんな時、飛鳥ちゃんが現れた。


 飛鳥ちゃんの姿が、中学の頃の飛鳥と重なる。

 飛鳥ちゃんは女の子。知ってる。分かってる。




 でも、疑問に思うことがあった。

 



 クラス発表の時、急に倒れた飛鳥ちゃんをみて、胸がすごく痛くなる。


 女子名簿欄に書かれていた名前を見た瞬間、飛鳥ちゃんは顔を真っ青にして倒れ込んだ。




 もしかして、飛鳥ちゃんは男の子になりたい女の子?




 それなら、今度はちゃんと言わないと。





「ま! 今は多種多様の性別がある時代、オレは全然いいと思うよ!」





 何を言ってるんだ。オレは。

 オレがこんなこと言っていい人物なわけがない。

 なんで、飛鳥にはそう言ってあげられなかったんだ。

 親友だろ? そんな親友を傷つけたのに、こんなこと言えるのか?


 でも、あの時の飛鳥ちゃんの笑顔。中学の飛鳥の笑顔。


 重なる。嫌なほど。

 似ているわけでもないのに重なってしまう。


 ごめん。飛鳥。


 あの時、オレ、ただびっくりしただけなんだ。


 届くわけもない言葉に、また胸が締め付けられる。

 今度は、違う『飛鳥』だけど、ううん。違う名前の人でも、ちゃんと相手の考えを尊重しよう。

 オレの心に残っている、後悔が残り続けたとしても。

なんだかんだ言って、朝陽も人のことを考えようとできるいい人なんですよね。

飛鳥と飛鳥ちゃん。分かりにくいですけど、多分飛鳥のほうは出てこないと思います。

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