暗殺メイドにご注意を、ご主人様
「暗殺とは至高の職業である。」とは有名な人物の言葉である人間を表す言葉である。その言葉を知った時が...人の最後ですよ、ご主人様。
「人の最後は幸福か否か、それは死ぬ直前にしか分からないというが、随分と楽観視してるな」
月光が指す部屋の中央に一人の青年はそう吐いた、その近くには血みどろの何かがあり原型はとどめていない、その物体を青年は踏みつけながら言い出した
「殺す事は出来ても殺されないようにするのはできないのだな、人の一生と言うのはどこで失うのか分からない物だな」
青年がそこまで言うと部屋のドアから何かが入ってきた、それは人のようにも見えるが靄のように実態がはっきりしない上にまるで走るように動いている
「これが技術なのだから恐ろしい、そう思わないか?」
青年がこちらを向いて話しかけてくる、私はただそこに存在することしかできないので頷くような動きをする、青年はそれを見えたのか私に言ってくる
「いま使用人がいなくてな、普通の一軒家だがお前のような存在はいても迷惑でない…共に来い」
青年は私を手に取ると部屋から出る、これが私と主との出会いであった
ーーーーーーーーー
光差し込む朝の日差し、鳥たちは歌を歌うようにまるで子供の用に鳴いている。私はその歌と共に目を覚ました
「…朝?」
まだボケている頭を何とか回転させて起き上がる、部屋の間取り的に一番に朝日が差し込むので体にもいいのだが生憎と朝は苦手である。
「朝食の支度しなきゃ」
私は自分に与えられた部屋のクローゼットから着替えを取り出す、この家の使用人としての仕事着とプライベートに着る服がかけてあるその中から今日の仕事着である「メイド服」を取り出し着替える
「うん、悪くない」
全身を写す鏡の前に立ち、姿を確認する私の姿は珍しいのか漆黒寄りの赤い髪壊れてしまいそうな感じの体をしているらしい(主人談)そんな私の名前は
「楽花…私の名前」
私が主人に与えられた私を証明するたった一つの名前、それが私の中では宝物であった
「なんだ?そんなに気に入ったのか?」
廊下から声がする、そこには
「主人」
「よう楽花!今日の朝食はトーストで頼む」
「はい」
私の主人は部屋を出てリビングに向かうのだろう、彼の名前は「四条 劉建」と言う名前で政府の裏の部分と言われている組織に所属しているらしい
「主人はどうしてここに?朝食はいつも適当でしょう」
「たまにはな」
そうして主人は階段を使わずにその場から消えた…主人の動きはいつも終えてませんが、
「相変わらずですね、あの時と同じように」
そうして私はその場から消えるように動いて、後にする
ーーーーーー
「あら?もうできているんですか?」
私がリビングにいると
「はい!先輩」
私を先輩と呼ぶのは青い髪の女性で年齢は二十前ぐらいである、彼女も私と同じような環境にいる子なのだが
「なんで私を先輩と呼ぶのですか?」
「だって私よりも先輩ですから!」
「(眩しい笑顔ですね…私は主人は少し)…あ、ダメですね」
「せ、せんぱあああああああい」
この日私は思いました…清楚とはあの人のようなことを言うのだと