10 ブレンダとの再会
グラフェンマンは、休日を過ごしていた。
誰かが呼び鈴を押したのか、チャイムの音がする。
玄関のドアを開けると、かつて恋人だったブレンダが
抱きついてきた。
「リュウホウ!」
「ブレンダ、なぜ、ここに……」
「会いたかった……」
ブレンダはさらに強く抱きついてきた。
グラフェンマンの本名は、緑川龍鳳。
中国人っぽい名前だが日本人だ。
「なぜ? 俺は君の会社を裏切ったはずなのに?」
「いや、今からでも考え直して戻ってきて」
「君を嫌いになったわけじゃない、だけど、
罪もない人を殺して人口削減したり、
子供を怖がらせて脳内麻薬を取り出し、
不老薬として採取しているような人達と
一緒にはいられない」
「いやっ、一緒に戻ってお願い!
人口削減計画は、まだまだワクチン以外にも
食料難、人工地震、人工気象、それがダメでも
衛星上からのレーザー兵器でどうとでもなるのよ。
勝てるわけないっ」
「ダメだっ! 俺は、あきらめていない。
勝てる保証なんてないけど、絶望的に確率は
低いかもしれないけど、それは俺が勝手に
絶望しているだけで、あきらめなければ、
俺が望むような世界が待っているかもしれない。
だから俺はあきらめない。
だけどこんな確率の低い賭けに君を
付き合わせられない。
だから、君は戻って誰かと幸せになってほしい」
グラフェンマンは、ブレンダの肩を押し返すと、
グラフェンマンに変身して外へと逃げ出した。
「リュウホウーーーーー」
あとがき
なんだか恥ずかしいものを書いてしまった。
コメディになってないような。
スクライドが20周年で1話無料という事で
トレンドワードになっていたので思わず見てしまった。
主人公の名前は、カズマにしようかと思ったが、
このすばの主人公と同じになるのでやめて
リュウホウにしました。
いつか「毒虫がっ」って言わせたい。




