表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴン  作者: タルミ
6/8

"あの球"

読んでくれたかたぜひ感想ください。お願いします。

三橋側ベンチでの会話

ベンチにいた一年生の一人が言った。

「あれどっかで見たと思ったんですけど監督あの一番と二番とそれに七番はあの全中準優勝の興戸中の白木と小早川それに黒崎ですよ。」

「なに!?なんでそんないいところの選手が龍応みたいな弱小校にいるんだ。」と三橋学園監督田岡が叫ぶのであった。


そんな田岡の叫びも知らず、話は進み。

1回裏三橋学園の攻撃は一番の山下から。

ここからはキャッチャーのルリ視点

(一番は山下かこいつは長打力はあまりないし、選球眼も悪い。ここはインコースのボール球で仕留めるぞ)と山田にサインを送る。山田はサインどおり投げ一番の山下をセカンドゴロに仕留める。(最近の練習で俺は山田の投手としての長所に気づいた。それはコントロールがずば抜けていいことだ。球が遅くともこのコントロールと俺のリードが合わされば三橋の打線など恐れることはない。しかも山田はキレのいいスローカーブとチェンジアップを持っているし、俺と一緒に昨日まで練習していた"あの球"があれば今日は確実に勝てる。)そして二番の清本もショートゴロに打ち取りツーアウト、そしてむかえるは三番松井。

(こいつは要注意人物だ。一球はずせ)とサインを送る。しかし、はずしかたがあまく打たれる、すかさずタイチが飛びついてファーストに投げる

「オラァー」といいながら投げたボールは大暴投になり、ツーアウトランナー2塁なった。タイチは山田に

「すんません太郎ちゃん」と謝る。

「だから俺は次郎だいい加減覚えろ。」とキレていた。しかし、ピンチは続くランナーを2塁において4番坂口。

(タイチのせいで余計なランナーを出してしまったな。まぁいい。ここで四番を打ち取れば、流れはうちにくる。ここはまずインハイにボール二個分はずしたお前の全力のストレートだ。)山田はサイン通りに投げた。坂口は思いっきり引っ張りファール。(よし次はアウトコースにスローカーブ)坂口は空振り。(よしいいぞ。さっき投げたストレートが効いてる。山田のストレートMAXが121キロ。スローカーブが80キロつまり球速の差が40キロ。これはバッターにとってはかなりの球速差だからなうちずらいはずだ。よし次は全力のストレートをアウトコースに完全にはずせ。)一球はずして、カウントツーワン。(よし今のストレートで"あの球"がいきる。次は"あの球"でいくぞ。これでチェックメイトだ。)

坂口視点

(チッなんて遅い球だ。うちづらくてしかたねぇ。まぁこんな遅い球。次で仕留める。)

山田が振りかぶり、4球目を投げた。

(なに!?なんで球が止まってやがる。なんだこの球?)

坂口は混乱しバットを振った。

ストライクバッターアウッ!!審判の声が響きわたった。

「おい、キャッチャー。今の球はなんだ」と聞いた。


キャッチャーは不敵に笑ったあと答えた。

「魔球ですよ。」


(クッ舐めやがって何が魔球だ。次こそはあの球を打ってやる。)と坂口は心に決めた。

まだまだ試合は始まったばかりです。この熱戦はまだまだ続く 作者

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ