スタメン発表
練習試合発言から早くも12日がたち練習試合まであと2日となった。そんな練習試合を明後日ひかえてスタメンを考えているジョウであった。
ジョウ視点
「はぁ〜どうしょうスタメン」と言いながらジョウは、悩んでいた。あの実力テストから12日たち新入部員のみんなも練習に慣れてきて、いろいろとみんなのプレーを見せてもらい、ポジションや打順を考えているが、なかなか決まらない。
「まずは一番バッターだよな、最有力は小早川君か白木君だよな。うーん悩むな〜。」
「小早川くんは、右投げ左打ちで足が部内で一番速い。部内で50メートルを計った時には、5.7秒とムチャクチャ速かった。でも打撃はあまりよくない、選球眼も悪い。足をいかすために、バントや叩きつけるのは上手いが、長打がない。守備は安定しているし、守備範囲も広い。走塁も上手いし、相手の投手のモーションを盗んだ盗塁も上手い」
「次に白木君は、右投げ両打ちの部唯一のスイッチヒッター。身体能力も部内で一番高いし、選球眼もよく、ボール球を振らない。打撃面では長打力もあるし、バットコントロールいい。足は部内で二番目に速く5.8秒でかなり速い。走塁も上手く盗塁も上手い。その足をいかしたセンターの守備も上手いし、守備範囲も広い。肩も遠投120メートルと強く送球いい。まさにメジャーでいう※5ツールプレイヤーだな。※5ツールプレイヤーとは、肩力.守備力.走力.巧打力(高い打率をのこせるバットコントロール).長打力の5が全部すぐれている選手のこと。
「やっぱり一番は白木君で二番は小早川君にしたほうがいいかな、俊足の一、二番コンビでいこう。」
「次に三番は、イチルだなこれは最初から決めてたからな、左投げ左打ちでバットコントロールはチームで一番あるし、長打力もある。その状況にあったバッティングつまりケースバッティングもできるし、足も白木君と同じタイムで速い。守備も上手く、ポジショニング(あらかじめ打球方向を予測する能力のこと)も上手い。そしてなにより、肩がめちゃくちゃ強い。なんと遠投150メートルで部内No.1だ。僕が思うに世界でもトップクラスだと思う。本人に聞くと
「一流プレイヤーなら肩が強いのは当たり前」らしい。まったくもって恐ろしい。イチルはどこでも守れるがその強肩と守備力をいかしてライトを守ってもらおう。」
「次に四番はタイチで決定だな。タイチは遅い球や遅い変化球には弱いが、速球にはものすごく強いし、勝負所では必ず打ってくれると思う。それにタイチには、誰にも負けない動体視力とスイングスピードそしてパワーがある。守備も速い打球への対応もいいし、グラブさばきもなかなかだ。肩も遠投130メートルで部内で二番目に強い、ただ一つ問題は送球が悪い所かな。」
「次に五番はガク君かなあの体格のよさとタイチにもまさるパワーで長打を狙ってもらおう。ファーストの守備もあの柔らかいグラブさばきはかなりいいからな。弱点はタイチとおなじで速球には強いが変化球に弱いところかな。」
「それで六番ショート僕で決定と」
「七番は黒崎君だな意外に長打力あるし、キャッチャーだから配球よんで狙い打ちもできると思う。守備もうまくボールを後ろにそらさないし、捕球技術もかなりのものだ。あとは頭脳をいかしたリードを期待だな。弱点は体が細い所かな。まぁこれから鍛えていけばいいか」
「次に八番は周馬君。彼は地味だが多分部内で一番選球眼がよく、粘り強い。それにバントなどの小技もうまいし、足も地味に速い。守備も地味に上手い。肩も地味に強い。」
「そして九番山田で打順完成。あとケン君は代打でよし。今日はもう疲れたから早く寝よう。」とジョウは寝てしまった。(山田とケンのいいところと弱点とかいってやれよ。あと自分のこともちゃんと言えよ。と作者は思った。)
翌日の部活の時間ジョウは部員を集めて打順を発表した。
「一番(中)白木
二番(二)小早川
三番(右)大和
四番(三)神谷
五番(一)佐山
六番(遊)僕
七番(捕)黒崎
八番(左)周馬
九番(投)山田
そして控え佐島だ。当日は、このメンバーでいくよ。そして明日の相手は去年ベスト16の三橋学園だ。ベスト16だろうが関係ない絶対勝つ。気合い入れていこう!!!」
「一流はベスト16なんかに負けはしない。」
「明日は絶対勝とうねルリ」
「フン俺がいるんだ負けるわけないだろスザク。」
「また大物ぶりやがって。ま、負ける気はさらさらないけどね。」
「明日は勝つぞーー!」
「「「「おおぅーー。」」」」
そして練習試合当日をむかえる。