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『霧島華音』 ~不思議の依頼お受け致します。~  作者: hermina
第1章 『願いを叶えてくれるコイン』
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『願いを叶えてくれるコイン』 終

「ええええええ〜〜〜!?」


『霧島華音』に依子ちゃんの驚きの声が上がる。


「香奈さんってまだ大学1年生なのに、お店を持っていて・・・しかも私の学校・・・『霧華高等学校』の卒業生で・・・理事長だったんですか!?」


「うん、そうだよ。」


説明的セリフありがとう。依子ちゃん。

後日、約束通り依子ちゃんが遊びに来た。

しかも、『さのや』の『今川焼』を持ってね♪♪

ちなみに、さのやの今川焼は私やかのんさん、花子さんの大好物なんだよね。

花子さんにお茶を入れて貰っている間に、学校の話が出たから・・・


「私其処の卒業生で今は大学通ってて、そこの理事長だよ?」


って言っただけなんだけどね。


「香奈ちゃん。普通、驚くと思うよ?」


っと、お茶を持ってきた花子さんにもつっこまれた。

う〜ん、言われてみれば・・・そうだよねぇ・・・

な〜んか、華音さんで耐性が出来てたんだろうねぇ・・・そこまで驚かれるって思ってなかったよ。


「まあ、何にしても・・・」

「こほん、先日は本当にありがとうございました。」

「学校の方で、私にコインを売ったクラスメートとも一応は仲直り的な事も出来ましたし・・・友達にも迷惑を掛けなくて済みました。」


「うん、それは良かったよ。」


はふっ


私は今川焼をほおばる。


「あつつっ」


中の餡子があっつくて、甘くて美味しい。

かのんさんには、二つに割って皿の上に置いた。


「かのんさん、猫舌なんですから、気を付けて食べてくださいね?」


(分かってるわ!)

(あっつつ)


もう、かのんさんってば・・・


「えっと・・・その黒猫は・・・?」


「ん?かのんさんの事?・・・私の親友だよ。」


私はかのんさんを撫でながら答える。

首の所をごろごろってする。


(にゃ、にゃ〜〜〜食べづらいから後で!)


「ふふふ、可愛い。」


そんな私とかのんさんを目をまあるくして見る依子ちゃん。


「ん?どうしたの?」


「え、いや・・・こんな事いっちゃって失礼なのかも知れませんけど・・・」

「香奈さんも、普通の女の子なんですね。」

「甘いものが好きで、猫を撫でて可愛いって・・・凄いチカラとか持ってるのに。」


「む〜〜〜ホントに失礼だよ、依子ちゃん。」


「あ、ご、ごめんなさい。」


慌てて謝る依子ちゃん。


「ん〜そうだね〜〜〜また、遊びに来てくれるなら許してあげるよ。」

「私達と友達になってくれるかな?」


「はいっ喜んで♪」


依子ちゃんは満面の笑みで答えた。





−−−−−−−−−−




基本的に1週間に1回の更新になります。

次回更新は 5月15日の14時30分頃になります。

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