それは平穏な1日の始まり
とりあえず投稿します。
始めなのであまり話は展開しません。
人物紹介って感じです。
こ・*て@る…
#2え?@ねん/☆っても……
この<で……
目を開けるといつもと変わらない天井が見える。
窓からは陽の光が差しており、もう朝なのだと理解する。
時計を見ると、7時になったばかりのようだ。
まだ覚醒しきっていない頭を働かせ、目を擦りながらゆっくりと起き上がり、洗面所に向かう。
顔を洗い、すっきりしたあとは朝食の支度にかかる。
(今日は軽いもので済ましとくか)
フライパンに火をかけ、油をひいた後に卵を2つ落とし、次にベーコンを焼くため横に置いておく。
「おっと、トーストも焼かないとな」
パンをトースターに入れ、目玉焼きができた後にベーコンを焼いていく。
これで今日の朝食は完成だ。 所要時間は10分弱といったところか。
(さて、そろそろうちのお姫様を起こしにいかないと……)
2階に上がり、我が家の姫が眠る部屋の前に立つ。
コンコン、とノックをしてみるが反応なし。
(まあ、いつも通りか……)
「未久ー、入るぞー」
一応声をかけ、部屋の中に入る。
「すーっ、すーっ」
規則正しい寝息で眠っている我が家の姫、もとい俺の妹である未久は全く起きる気配が無かった。
「未久、起きろ。 もう朝だぞ」
「うーん、あともうちょっとだけ」
「ちょっとってどのくらいだよ」
「1時間」
「遅刻する」
「50分」
「ほとんど変わらん」
「じゃあ、あと5分だけでいいからー」
「はいはい、いいからおーきーろー」
ゆさゆさゆさ、とさっきよりも大きく揺らす。
「お兄ちゃん、これ以上揺らさないで。 起きる、起きるからー」
「本当だな」
「うー、いじわる」
「妹を規則正しく生活させるのも、兄としての義務だからな」
「そんなこと頼んでないもん」
「まあ、いいからもう起きたろ? 朝食出来てるから、さっさと支度して降りてこい」
「はーい」
しぶしぶといった様子で、ゆっくりと起き上がる未久。
(やれやれ、毎朝のことながら一苦労だ)
これが俺、多田正道のいつもの1日の始まりである。