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第四章 覚悟と開戦 第4話

 一方そのころ、明治はひとり城の書庫にいた。

 結局あの後、一人取り残された明治は、道場で素振りをしていたが、しばらくして飽きてしまったので、軽く汗を拭いて、自分の部屋に戻ったのだった。

 そして、そこで目に入ったのが、戦国時代にやってきた明治が持っていた、謎の商人からもらった謎の石。それを見て、明治は自分が城にいる本来の目的を久々に思い出したのだし、ここ最近入っていなかった書庫へと足を向けたのだった。

 しかし、こうして城の書物を調べてみてはいるものの、中々現代に帰る方法が見つからない。というよりも、明治の気分が乗らないらしく、先ほどから調べものに集中できていなかった。

「駄目だ。なんか集中できないや」

 バサッと持っていた本を投げ出して、そのまま仰向けに倒れこみ、薄暗い天井を見上げた。

「早く元の時代に帰らなきゃいけないはずなのに、いざその方法を探したりすると、どうもやる気が無くなるんだよな。なんだろう、この気持ち。別に帰りたくないわけでもないはずなのに…」

 誰に向けたわけでもない独り言を、ぶつぶつ呟く。

 実際のところ、明治の中には現代に帰りたいという気持ちと、この時代に残りたいという、二つの相反する気持ちが混在している。そして、この時代に残りたいという気持ちの方が、明治の中でどんどん大きくなっている。だから、現代に帰るための手段を探していても、気乗りしないのである。

 しかし、本人はそのことに気づかずに、頭を悩ませていた。

「あ~もう!分からん!」

 明治は、頭をガシガシと掻きながら、「うが~!」と吠えた。

 突然聞こえてきた奇声を聞いて、書庫の近くを偶然通りがかっただけの女中がびくりと足を止める。そして、その女中は眼をぎゅっと瞑って、頭をプルプル振ると、足早に去っていった。その後、城の書庫に幽霊が出るという噂が流れたかどうかは定かではない。

 さて、そんなことは露とも知らない明治は、書庫の中でいつの間にか眠ってしまっていた。

 口から涎を垂らし、間の抜けた顔で眠り続ける明治の元へ、一つの人影が忍び寄った。

 その人物は、明治のそばまでよると、悪戯っぽい笑みを浮かべながら、大きく息を吸い込んで、一瞬呼吸を止めると、声を張り上げた。

「こらー!!起きろー!!」

「うひゃあ!?」

 耳元で、突然大声を出されて、明治は慌てて飛び起きた。

 そんな明治を見て、驚かせた張本人は満面の笑みを浮かべて、

「おはよう。アキ君」

「何だ。幸さんですか。驚かさないでくださいよ」

 気持ちよく眠っていたところへ、突然の大声で叩き起こされた明治は、不満げな声で幸に抗議した。

「だって、アキ君。こんなところで寝てるんだもん。風邪ひいちゃうよ」

 まったく悪びれた様子のない感じで、幸が起こした理由を話した。

 その顔を見る限り、風邪をひくからという理由よりも、面白いからという理由のほうが正解な気がするが、ここは気にしない方が吉だろうと判断した明治は、苦笑した。

 なぜ明治が苦笑するのか分からない幸は、少しの間首を傾げていたが、やがて、話を切り替えるように、ポンと手を打った。

「ところで、何を調べていたの?」

「ん?ああ、元の時代に帰る方法をね」

 それを聞いた途端、幸の表情が曇る。

「アキ君、帰っちゃうの?」

 明治は、困ったように頬を掻きながら、

「ん~。それが、問題なんです」

「どういうこと?」

「ここ最近、何か帰る方法を調べることが減った気がするんです。もちろん、忙しいっていうのもあるけど、それ抜きにしても気が乗らないというか。現に今も調べていても、調子が出なくて…」

「じゃあ、アキ君は帰りたくないの?」

 明治は自分の気持ちを整理するように、ゆっくりとしゃべり始めた。

「どうなんでしょう?帰りたいって気持ちは確かにあるんです。でも、ここにいて、お館様の手伝いをしたり、鉦定さんにいろいろ教えてもらったり、幸さんと話したりして、そういうのが楽しくて、帰りたくないって気持ちもどこかにあるんだと思います」

「そっか。じゃあ、今は帰るかどうか分からないけど、とりあえず調べてるって感じ?」

「うん。そんなところですね」

 明治の同意を聞いて、幸は顔を綻ばせた。

「よかった」

「ずいぶん嬉しそうですね?」

「うん。もしアキ君が帰っちゃったら、私寂しいよ。私、アキ君のこと好きだから」

「え?」

 幸の思わぬ告白に、明治はドキッとした。

 明治が動揺しているのに気付かない幸は、そのまま話を続けた。

「お館様も、鉦定様も、他の武将の人たちも、光姫様も、おさねさんもみんな、私にとって家族みたいなものだから」

 動揺していた明治は、幸の話を聞いて、内心がっかりしたような、ほっとしたような奇妙な気持ちになった。

「(って、「好き」ってそういうことか)」

「私ね…、ってどうしたの?」

 明治の様子がおかしいことにようやく気付いた幸が、明治を覗き込む。

 明治は、慌てて顔の前で手を振りながら、ごまかし笑いを浮かべた。

「い、いや。何でもない…です。あ、あは、あはは」

「変なの」

「と、とにかく、話を続けて、ね?」

 幸は、明治の様子がおかしいことが気になって不審に思いながらも、続きを話しだした。

「あのね。私、家族がいないの。両親も、兄弟も誰も。みんな、私が小さいころに起きた戦に巻き込まれて、死んじゃったんだって」

「そう…なんですか…」

「うん。それでね。唯一生き残った私を、まだ若かったお館様が拾ってくれて、この城で育ててくれたの。だから、このお城で働いてる人たちが私の家族みたいなものなんだ」

 悲しみや寂しさを微塵も感じさせずに、幸は笑う。

 明治は、そんな幸の笑顔を見ていて、辛そうに顔を歪めながら訊いた。

「寂しくないですか?」

 幸は、それを頭を横に振って否定する。

「寂しくも辛くもないよ。だって、私幸せだもん。優しい人たちと一緒に居られて、一緒に笑ったり怒ったりして、毎日が楽しいもん」

「幸さんは、強いですね。僕なんかよりも、ずっと」

「そんなことないよ。アキ君も強いよ」

「そうでしょうか?」

「そうだよ」

 そんなやり取りをしながら、二人は書庫の外へと出て、空を見上げた。

 そこには、二つの雲が寄り添うように、青空をゆっくりと漂っていた。


 それから半月ほどたったある日のこと。

 明治がいつものように鉦定に勉強を教わっていた時のことだった。

 突然、勉強をしている部屋に、隆宗がひょっこりと顔を出した。

「鉦定、明治の勉強はいつごろ終わりそうだ?」

 隆宗がにやりと笑いながら訊くと、鉦定は少し考えた後、同じくにやりと笑った。

「今日の大凡の範囲は終わっているので、もう少しですね」

 どうやら、二人の間だけで通じる何かしらのやり取りが、言外に行われたようだが、当然明治にそれが理解できるはずもなく、明治はひとり首を傾げていた。

 その様子がおかしかったのか、隆宗はますます意地悪そうな笑みを深めた後、軽く咳払いをすると、急に真面目な顔つきになって、明治に告げた。

「明治。勉強が終わったら、俺の部屋まで来なさい」

「へ?別にいいですけど…一体、何が…」

「い、今は気にしなくていい。勉強に集中しなさい」

 隆宗を探るような目つきで見つめる明治を、鉦定が急いで注意する。

 明治は、釈然としないものを感じながらも、渋々勉強に戻った。

「で、では、待っているぞ」

 隆宗も、若干上ずった声でそう告げると、そそくさと部屋から退散していった。

 それから三十分ほどかけてその日の勉強を終わらせた明治は、先ほど言われた通り、隆宗の部屋を目指していた。

 しかし、すれ違う女中や小姓たちの様子がどことなくおかしいことに、明治は気づいた。まるで、何かを待っているような、そわそわとした空気が、彼らから伝わってくるのだ。

 明治は、その様子を怪訝に思いながら、辿り着いた隆宗の部屋の戸を軽く叩いた。

「お館様、明治です。勉強が終わったので、参りました」

「来たか。入れ」

 そういわれた明治が戸を開けた途端、急に幸が飛び出して、明治の頭に何かを被せた。

「わわっ!」

 急に視界を奪われた明治が、慌てて頭に被せられたものを取ろうと手を掛けると、今度は誰かに、両腕を引っ張られた。

「一体何なんですか!?」

 明治が周りに問いかけるが、誰もが無言のままだった。

 そして、明治がそのまま狼狽しているのをいいことに、その場の全員が明治に何かを取り付け始めたらしく、明治は体が段々重くなっていくのを感じた。

「何されてるんですか、僕は!?」

「我慢しなさい。男の子でしょう」

 明治の素直な感想に、光姫から叱咤の声が飛んで、明治は慌てた。

「ま、まさか、光様もいるんですか!?」

「あら?別に私がいてもいいでしょう」

「い、いや。まあ、それはそうですけど…って、そうじゃなくって。一体僕は今何をされてるんですか!?」

「ふふっ。それは見てのお楽しみだよ。アキ君」

 幸の弾むような声に、明治は嫌な予感しかしなかった。

 それからしばらく、明治が諦めて、体のあちこちに何かを取り付けられている感覚を味わっていると、ようやく作業が終わったらしく、

「うん、よし。お待たせ、アキ君」

 幸の言葉とともに、明治に被せられていた袋が外された。

「まったく。一体何の嫌が…ら…せ…って、なんだこれ!?」

 明治が文句を言いながら自分の身体を見て、驚きの声を上げた。

 明治が、着せられた鎧を眺めていると、幸が後ろから声を掛けてきた。

「ちょっとじっとしててね。兜も着けてあげるから」

 そう言って、幸は取り出した手拭いを手早く明治の頭に巻きつけ、そのまま手渡された兜を明治に被せると、顎の下で緒を締めて、満足げに頷いた。

「うん、出来た。ちょっと鏡を見てみて」

 幸に促されて、明治は部屋に用意されていた姿見を覗き込んだ。

 全身を覆うようにしてつけられた鎧は、全体的に薄い青色で統一されている。外見は、明治がテレビや資料館で見たことがあるようなものと、似たような造りではあるが、思っていたほどの重さはなかった。

 そうして、しげしげと鏡に映った自分を見つめていた明治だったが、見慣れない自分の姿に、どうしても違和感を拭いきれないでいた。

「何か、違和感がありますね」

「どこか寸法が合わないのか?」

 隆宗が鎧を調べながら訊くと、明治は苦笑しながら否定した。

「いえ。そういうことではなくて、単純に自分のこんな姿を見慣れていないから、違和感を感じるんです」

「なんだ。そういうことか。それはまあ、慣れるしかないな」

「ですね」

 明治は、隆宗の言葉に同意しながら、再び自分の姿を眺めた。

「それで?感想は?」

 面白がっているような口調の幸に、明治は困った顔をしながら頬を掻こうとして、兜に邪魔され、仕方なく手を下しながら、

「うーん。少し動きにくいですね。後は、思っていたほど重くなかったです」

「それも慣れるしかない。重さのほうは、出来るだけ重くないようにと指示しておいたからな。その分、防御面で不安が残るから重要な部分には、布状の鎖を仕込んでもらった。お前だけのために用意させた、特注品だ」

 鎧の解説をしながら、隆宗が偉そうに胸を張った。

 そして、隆宗は思い出したように手をポンと打つと、そばに置いてあった細長い箱を開けて、中の物を取りだした。

「忘れるところだった。これもお前のものだ」

 隆宗に手渡されたものは、一振りの刀だった。

「刀…ですか」

「うむ。この国でも有名な刀鍛冶に作らせた逸品だ。銘は「緋雨(ひさめ)」というらしい。これも、あまり重くてもいけないから、一般的なものよりも軽く、しかしできるだけ丈夫に作られているはずだ」

 明治は、そっと鞘から刀を抜いて、じっと眺めた。

 まだ何も斬ったことのない刀は、部屋の明かりを反射して、妖しげに光っていた。

 その光をみて、矢矧のことを思い出したのか、刀を持つ明治の手が震える。

 明治のその様子に気づいた隆宗が、明治の肩に手を置きながら訊いた。

「それが恐ろしいか?」

「はい…」

 明治は厳しい顔つきで胸中を告白した。

「大丈夫。それが正常な反応だ。刀とは人を傷つけるための道具だ。普通の人間ならば、誰でもそれに恐怖を感じるだろうな」

 隆宗の言葉に、明治は縋るような目を向けた。まるで、隆宗も刀が恐ろしいと感じていてほしいとでもいうように。

「お館様もそうなんですか?」

 隆宗は明治に視線を合わせて、優しげな顔をした。

「俺だけじゃない。鉦定も他の武将たちも、本当は誰も人を傷つけたくないと思っているはずだ」

「じゃあ、どうして。どうして戦うんですか?なぜ刀を持つんですか?」

「それは…、そうだな。必要だからだな」

 よくわかっていない様子の明治に、隆宗は説明をした。

「つまりはだ。傷つきたくない、傷つけたくないと言ったところで、この乱世に相手が攻めてくるのを止めるわけでもない。だからせめて、自分たちが傷つかないように、自分たちの大切なもの、家族や恋人、己の信念や誇り、そういったものを守るために戦うということだ」

「守る…」

「明治。お前にとって、大切なものはなんだ?それが傷つけられたとき、お前はどうする?」

 隆宗の問いかけに、明治は俯いて考え込んだ。

「今すぐでなくていい。ゆっくりと考えて、いつか、きちんとその答えを出せ」

 そう告げながら、隆宗は部屋を立ち去って行った。

 それからしばらくして、隆宗のもとに凶報が舞い込んできた。


 それは、あまりにも唐突なことだった。

 隆宗が治める八洲国と隣接する、犀音国の領主、石原根政重いさねまさしげが軍の一部を八洲国との国境に派遣して、国境付近の村を襲撃したとの情報が入ったのだ。

 犀音国は、一月前に別の国との戦が終わり、相手の国を吸収したところで、すぐにまた戦を仕掛けることはないと誰もが判断していた矢先のことだった。

 ともあれ、情報の真偽や付近の砦の状況、相手の軍勢や進軍のタイミングなど、様々な情報を入手検討などで、城内だけでなく、国内は俄かに騒がしくなった。

 誰もが浮足立って、戦の話をしている中、各地に散らばっていた武将たちが、城に集結して、緊急の軍議が開かれた。

「皆、もう知っておるだろうが、先日、隣国の犀音が国境の村を襲撃したという情報が入った。その真偽を確かめた結果、情報に偽りはなく、近日中にも敵は国内になだれ込むであろうということが分かった」

 隆宗の報告に、その場に集った一同が騒がしくなった。

 鉦定が「静粛に!」と声を上げて、騒ぎを鎮めると、隆宗は緊張した面持ちで話を続けた。

「敵の兵力は六千ほどだと、先ほど斥候から報告があった。これは、先月まで戦をしていたにしては、驚異的な兵力だ。たいして、こちらがすぐに準備できる兵力はせいぜい二千程度。正面から当たれば、こちらの敗北は確定だ」

 再び部屋の中が騒がしくなる。

 そこへ、明治が疑問に思ったことを口にした。

「それって、どうしても戦になるんですか?和平を結ぶとかはできないんですか?」

「ふむ。いい質問だ。本来なら無駄な争いを避けるために、和平の道があるのだが、今回の相手は、好戦的な性格で有名な犀音だ。こちらが和平を申し出ても、恐らく断るだろうし、例え受け入れるにしても、その要求は尋常ならざるものになるだろう」

 鉦定の説明を聞いて、明治は緊張が高まるのを感じて、部屋の中を見回した。

 他の武将たちも、戦は避けられないと知っているのだろう、緊張した面持ちであれこれ議論していた。

 そこへ、隆宗が「パンッ」と大きく手を打ち鳴らし、話を始めた。

「皆の者!よく聞いてくれ!今回の戦は避けられないだろう!ならば、こちらもしっかりと準備をしたうえで、万全の状態で迎え撃ちたい!」

 隆宗の言葉で、その場の全員の表情が引き締まる。

 隆宗は満足そうに頷くと、

「食料の備蓄はどうなっている?」

「全兵力分の兵糧であれば、十分です。一月以上は持つと試算が出ています。いざとなれば、近隣の村からの援助も受けられる手筈になっております!」

 隆宗は、食料担当の武将の答えに頷くと、今度は武器防具担当の武将に向きなおった。

「そちらの状況はどうなっている?」

「はっ。各部隊の武器および防具は、既に準備が整っております!」

 その後も、隆宗はそれぞれの担当の武将に状況を訊ねた。

 そして、すべての確認が終わった後、隆宗は唐突に明治を呼びつけ、その場の全員に向かって、

「今回の戦には、明治にも参加してもらう!明治には、初陣ではあるが、部隊を率いてもらう予定だ!皆、助力を頼む!」

 隆宗の宣言に、明治は狼狽するが、他の武将たちは文句を言うどころか、賛成するように全員が明治に向かって拍手をした。

「ほれ、明治。一言いわんか」

 隆宗に促されて、明治はおずおずと立ち上がった。

「あ、あの、正直戦に出るのは怖いですが、こうなった以上、今まで勉強してきたことを精一杯活かしたいと思います。お願いします!」

 頭を下げた明治に、暖かい拍手が送られた。

 やがて、拍手が止んだのを見計らって、隆宗が高らかに宣言した。

「皆の者!戦の始まりだ!」

 それに対して、その場の全員が「応!」と答えた。

 そして、明治にとっての初陣が始まる。

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