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第1話 人工怪異が居る日常

〝[異能力者]に憧れて〟第1話です。


 〝大日本帝国〟首都『東京』、近年爆発的に広まった人工怪異は都民の約八割が所有し、都市の至る所にその姿が見られる。

 主婦の買い物の荷物持ちとして、子供が公園で遊ぶ為の遊び相手として、老人の散歩のお供として、裕福な者の自慢すべきアクセサリーとして、日常の景色に溶け込みもはや民とって無くてはならぬ物へとなっていた。

 そして先日遂に俺もパートナーになる人工怪異を手に入れる事ができ、目指すべき夢へ大きな一歩を踏み出した。


〘キュー!キィュー!〙


「あぁ、おはようマラク」


 こいつが俺のパートナー、先日国が運営する人工怪異ショップで購入した卵から産まれた、レッサードラゴンの〝マラク〟だ、今は産まれたてと言う事もあり、レッサードラゴンというよりはベビードラゴンと言った方が正しいかもしれないが、そこは[テイマー]の育成次第だ腕が鳴るさ。


〘〜〜〙〘〜〜〙


「おっ、ありがとうな」


 学校の制服と鞄を持って来てくれたのは[心来]、今この国で最も普及している人工怪異だ、マラクの卵を購入した際、購入特典で貰った二体で、こうやって簡単な作業なら教えれば出来るようになる、愛玩からお手伝いまで幅広く出来る割と万能な奴である。


「さて朝飯にするか、行くぞマラク」


〘キュー!キィューキュー!!〙


 マラクは俺の頭の上に乗る、どうやら自分で飛ぶよりも楽なようだ、可愛い奴め。


「卵を割ってっと、っておいおい駄目だマラク、生で食うな、まったくビーフジャーキーやるから大人しくしてろ」


〘キィキィキィュー♪〙


 フライパンに油をひいている隙に、溶いてた卵が入ったボールに頭を突っ込もうとしたマラクを止め、ビーフジャーキーを口に突っ込む。


「まぁこういうのも徐々に躾けないとな、っとよし玉子焼き完成、おし味噌汁もいい感じだ、漬物出してっと」


 朝飯の準備を終えリビングに移動する、出来た料理をテーブルに置き、テレビをつける。


「いただきます、マラク食って良いぞ?ふふ、俺自慢の玉子焼きだ美味いぞ?」


〘キュー?キューキィュー!〙


 マラク用の皿に取り分けた玉子焼きを目の前に置いてやると、嬉しそうに食べてくれた。

 ホッ、良かったどうやらビーフジャーキーよりも気に入ってくれたらしい。


「ほら、お前等も」


〘〜〜♪〙〘〜〜♪〙


 底の深い皿に砂糖水を入れて差し出すと[心来]は球体の身体の上に浮かぶ光輪を砂糖水に浸す、砂糖水は徐々に光輪に吸い取られ綺麗に無くなった。

 [心来]の動力源は少量の水で賄えるが、個体事に好みがあるようでウチの場合は砂糖水が好きなようだ。


〚「先日発生した[アンノーン]の[変異種]の討伐に大きく貢献した、第一級[テイマー]〝在城和真〟氏が本日『七天魔導』第五席『百鬼夜行』様直属の運営組織『紅桜』に配属される事が決定致しました。在城和真氏は元々[無能力者]でありましたが、近年新たに出来た枠組[テイマー]としての実績を認められ、国軍に配属、先日の[変異種]討伐の要になったのが決め手となり、[テイマー]としては史上初の『七天魔導』直属に配属が決まりました、この事実が今全国の[無能力者]の新たな希望になり、世間は大いに盛り上がりを見せております」〛


 ここ最近連日報道されているニュースがテレビで流れる、これは俺にとっても大きな出来事で、まさに俺が目指すべき目標と言っても過言では無かった。

 人工怪異が『百鬼夜行』様の手で発明され、簡易異能力者[テイマー]が世に普及し僅か四年、半世紀前に起きた[アンノーン]大戦時に匹敵する世の中の大きな変化、〝大日本帝国〟ほぼ全ての国民を[異能力者]に変えたという大偉業はこの国の歴史に『百鬼夜行』様の名前を刻み付けるのに充分であった。

 俺もいつか『百鬼夜行』様の元で、あの日憧れた英雄達の様に戦いたい、そして。


〘キュー!キュキュ!!〙


「うぉ!時間だ!サンキューマラク!」


〘キュー!〙


 テレビを観ていたら、いつの間にか学校へ行く時間になっていた、いけないけない危うく遅刻コースに入るところだった。


「行くぞマラク!心来留守番よろしく!!」


〘キュー!〙


〘〜〜〙〘〜〜〙


 鞄を持ちマラクを頭に乗せ家を出る、心来達に見送られながら学校へと向かった。


「い〜よすっ竜の字!おはようさんって、なんじゃそりゃ頭に乗せてるのは!?」


「おう、おはようさん、圭太こいつが何かって?フッフッフ!聞いて驚け!こいつはレッサードラゴンのマラクだ!!」


「はぁ!?レッサードラゴン!?竜種じゃん!!マジかよ初めて見た、やっと買ったのな人工怪異、一級免許とってから、[心来]すら買って無かったから不思議に思ってたけど、なるほどな竜種の為に金貯めてたんだな〜無茶するぜまったく」


「これで俺も[テイマー]だ!恐れ慄け!平伏せ!」


「は、ははぁぁ〜!!って何させんだよ!?つ〜か俺も「テイマー]だよ!その道の先輩だよ!三級だけど!な?ルビー?」


〘ンニャー、ニーニー〙


 通学中話しかけてきたのは、中学からの友人の五十嵐圭太、肩に乗せているのは[カーバンクル]の〝ルビー〟圭太のパートナーだ、圭太は中学の頃一緒に人工怪異購入免許の免習をした仲で、そん時から仲良くやっている、学生で三級はかなり自慢出来る、と言うのも三級から人工怪異同士を闘わせる競技『百鬼夜行』のプレイヤー[テイマー]として活動出来るからだ、圭太も例に漏れず[テイマー]としていくつかの大会に参加してたりする、パートナーのルビーは三級免許で使用可能な最大深度0.7の[カーバンクル]で可愛い見た目とは裏腹にかなり強力な個体だ、主従共々格上の二級[テイマー]が参加した大会で優勝した事もある凄い奴らである。


「って言うか竜の字、お前国軍の[異能力者]志望じゃなかったのか?中学の頃に一級免許を死に物狂いで習得してたから俺はてっきりそうだと思ってたんだが」


「国軍に入軍するだけならこのまま行けそうなんだけどな、ショプの店員に言われたんだよ、まずは[テイマー]としての経験を積むべきだって、だから卒業までは[テイマー]として活動するよ、ほら今朝ニュースでやってただろう?在城和真さんの」


「あぁ!あれな!マジすげぇよな在城さん!そっかそっか!確かに在城さんみたいな成功例があれば、それにあやかった方がいいわな!よしきた!そういう事情なら協力するぜ!今度の大会一緒に出るべ!」


「助かるよ圭太、ぶっちゃけ『百鬼夜行』の大会形式とかよくわからないし」


「お前変なとこで知識の偏りあるよな〜、何で一級免許持ってる奴が[テイマー]の事分からないんだよ」


「あくまで[異能力者]なりたかったからな」


「そういうとこ融通が利かないから苦労するんだぜ竜の字」


「返す言葉も無いよ、今度から気を付ける」


「そうしんしゃい、そうしんしゃい」


「手続きとかあんの?」


「う〜ん、一から教えんのも面倒いし、竜の字お前うちの部活に入らね?」


「部活?」


「そうそう『百鬼夜行』部、学生で[テイマー]ってマジで少ないからさ、こっちとしても入ってくれると助かるんだけど、後部活って言っても出る大会とかは一般の奴だから経験を積むってなら問題無いと思うぜ、どうよ?」


「こっちとしては願ったり叶ったりだから全然いいけど、お前の一任で入れるかどうか決めて良いのか?入部試験とか有るんじゃねぇの?」


「大丈夫大丈夫、俺部長だし部長権限って事で、それに一級免許持ってる[テイマー]に出す試験ってなんだよって話だしな〜」


「え?お前部長なの?」


「え?知らなかったの?お前せめて友達には興味持とうぜ、まったく」


「悪ぃ悪ぃ、[テイマー]として活動してるのは知ってたけどまさか部活とはな」


「まぁいいよもう、実を言うと一級免許を持ってるお前を勧誘しろって部の奴らがうるさくてな、竜の字の事情が噛み合って良かったぜ、これで部内の俺の立場も盤石ってなもんよ」


「ああ、ほんじゃ改めて宜しくな、世話になるよ」


「おう、放課後お前のクラスに迎えに行くから待っててくれ、顧問に言って入部手続きしてもらうから、そのまま部室へゴー!」


「了解了解」


 そんなこんなで学校に着いた俺はマラクの手続きをする為職員室に行くので圭太と別行動、クラスではマラクの事でちょとした騒ぎになったが、まぁ問題無いだろう、割と[心来]とか連れてきてる奴結構居るしな、授業も無事終わり放課後になった。


「い〜よすっ、竜の迎えに来たぜ〜」


 ホームルームが終わると同時に圭太が約束通り俺の教室に顔を出した。


「おう、お疲れさん」


「んじゃ行くべ行くべ」


「マラク行くぞ〜」


〘キュ?キュー〙


 圭太と一緒に部室棟に足を運ぶ、資金作りのバイトをしていたから、万年帰宅部の俺はこの学校に一年以上居たのに部室棟に来たのは初めてでちょと新鮮な気持ちだ。


「い〜よすっ、喜べ部員共、竜の字連れてきたぞ〜」


「ども、これからお世話になる佐野竜成です、宜しく」


 部室に入ると何人かの部員が出迎えてくれた。


「うっわ!マジで佐野先輩じゃん!てっきり部長のふかしだとばかり」「って言うか連れてるの竜種じゃない?流石一級ぱねぇ〜」「…………おお」「部長ナイス〜」


「ほいほい、しずまれしずまれ、一人づつ自己紹介、自己紹介」


「ウッス!自分一年の花田大樹っていいます!三級ッス!相棒は[アイアンゴーレム]の〝鉄っちゃん〟ッス!」


〘ゴーー〙


 [アイアンゴーレム]の肩にの乗った部員がパートナーと共に敬礼しながら自己紹介。


「う〜す、一年の金田武で〜す、同じく三級ッス、パートナーは[茶釜狸]の〝ポン太〟、よろしくッス」


〘く〜ん〙


 今度の部員は[茶釜狸]と共にご挨拶、お〜[茶釜狸]がお辞儀したよ、よく仕込んでるな。


「……………土間千秋、一年です、えっと、二級免許、です、この子は[管狐]の〝コン〟です、よ、宜しくお願いします」


〘ク〜〙


 土間!?〝御三家〟じゃん!あれ?うちの学校って一般向けだったよな?何で貴族様が居るんだ?


「おい、圭太これはどういう」


「あぁ、千秋はちょっとした事情があってな、おいおい説明するよ」


「お、おう」


「ほい!自己紹介ラスト!トリを務めるのはこの人!張り切ってどうぞ!!」


「いやいや!部長何で私がトリなのさ!?千秋ちゃんの後って荷が重いッスよ!!」


「大丈夫!お前なら出来る!うちの部最強は伊達じゃない!」


「私四級なんですけど!?[テイマー]ですら無いんですけど!?」


「馬鹿言え!部内対抗チキチキ[心来]だらけのガチバトル大会優勝者が何言ってんだよ!!名実共にうちの部最強じゃあねぇか!!自信持て!!」


「へ〜、プレイヤースキルが高いって事か、二級にも勝つとかすげぇな」


「だろ?自慢の後輩だぜ、ほれほれ自己紹介自己紹介」


「うぅ、恥ずかしい、騒がしくてすみません佐野先輩、一年の金木綾子です、さっきも言ったとうり四級ッス、一応[安来]は連れてますけど、[テイマー]じゃ無くて簡易能力者ッス」


「人工怪異を操るスキル特化か、是非御教授願いたい」


「ほら〜!部長が変な事言うから誤解されちゃたじゃあないですか〜!」


「はぁ?お前がこの部最強なのは揺るがない事実だろ、なぁお前等?」


「そうッスよねぇ〜」「異議な〜し」「…………次は勝つ」


「な?」


「もう!皆までからかって!」


「しかし少なくとも二級に勝るプレイヤースキルが有るのなら何故四級止まりなんだ?」


「あぁそれはな竜の字、金木はものすごく」


「ものすごく?」


「そう、ものすごく馬鹿なんだ!いつも筆記試験で落ちるんだよ!実績試験満点なのに!!」


「………………………………そうか、金木さん悪かった、その、そんなつもりは無くてだな」


「うわ〜ん!部長の馬鹿〜!!」


「ハッハッハ!以上!!『百鬼夜行』部の愉快な仲間たちでした!!」


 人の事は言え無いが、学生で[テイマー]をやってるだけあって、個性的な奴らだ、親近感が湧くな。


「改めて、二年の佐野竜成です、一級だが[テイマー]としての実戦経験が乏しいので、その分此処で学んでいきたいと思う、パートナーは[レッサードラゴン]の〝マラク〟だ、花田君、金田君、土間さん、金木さん、二年間宜しくお願いする」


「「「「宜しくお願いします!」」」」


「おっし!自己紹介は済んだな!んじゃ来月の大会についてミーティングすっぞ〜!」


 こうして入部初日は自己紹介と軽いミーティングをしてお開きになった、なんだが今までは[異能力者]になる為の訓練や勉強、バイトばかりで、こういうのは初めてだったが、思いのほか悪くは無いなと思った。





           ◆







 とある東京都内の高層ビルの一室にて。


 双眼鏡を片手にとある学校の方角をガン見している女性に、黒服の男性が声をかけた。


「土御門様、また覗きですか?いい加減にしないと捕まりますよ?」


 女性、土御門小虎は心外とばかりに双眼鏡を覗きながら反論する。


「何を言うのですか土間、これは竜成君が心配で仕方なくやってる事です、そう愛故の行動なのです!」


 呆れた様に黒服の男性、土間がため息を出した。


「はぁ、もう完全にストーカーじゃないですか、そんな事してる暇が有るのなら仕事してくださいよ」


 土間の言葉に小虎は鼻で笑い、堂々とのたまった。


「ハッ!!仕事なんてとっくに終わらせましたよ!来月分まで全部!!そう!全ては竜成君を見守るこの時間を作る為に!!」


 小虎の言葉に土間は頭を抱える、何故我が主はかの少年が絡むとこうもポンコツになってしまうのか。


「土御門様、貴女は『七天魔導』としてもっと自覚してくださいよ、ここ数年は人工怪異制作など真面目にやってたではありませんか」


 数少ない側近の言葉に小虎は首を傾げる。


「馬鹿ですね土間は、『七天魔導』としての責務と竜成君だったら当然竜成君を選ぶに決まってるでしょう?そもそも人工怪異は竜成君の為に作ったのです!順序を間違は無いでください!」


 土間は天を仰いだ。


「駄目だこりゃ」


 そんな土間の事など気にもとめず、小虎は土間を催促する。


「それよりも土間!貴方の妹からの定時連絡はまだですか!?なんの為にあの学校に通わせてると思っているのですか!!」


 小虎のめちゃくちゃな発言に土間は悲鳴を上げた。


「少なくともストーカーの共犯になる為じゃあ無いですよ!!」


 『七天魔導』第五席『百鬼夜行』土御門小虎の側近、御三家の一角土間家の次期当主、土間豪三郎の苦難は今日も続く。



ここまで読んでくれてありがとう御座います。

残り8話の予定です、ゆっくり投稿していきますので宜しくお願いします。





           ◆





設定解説的ななにかです、読み飛ばしても問題無いので、それでもよろしければどうぞ。









神秘の深度について。


 [異能力者]や[アンノーン]の強さの指標です。

 基本的に深度一から深度十までの十段階で格付けされており、数が多くなるにつれて強力になっていきます。

 深度の深さは[異能力者]が契約している怪異の元居た異界の格、怪異本体の神秘の強さ等で決まります。

 [アンノーン]の深度はまた違う指標ですが、だいたいは[異能力者]同じ強さになっております、

 深度が一つ離れた存在が闘った場合、深度が深い方が八割方勝利します、二つ離れた場合は勝ち目が無くなり、三つ離れると数の優位性は無くなり、どれだけ数の差が開いても勝つ事は出来ません。



深度一


 [異能力者]が保有する最低限の深度、怪異が怪異である以上、無名の怪異でも備わっている神秘の強さで、自然発生した[アンノーン]の[通常種]もこの深度。



深度二


 民族伝承や都市伝説などのマイナーで歴史があるが知名度が無い、知名度があるが歴史が浅い怪異等が属する深度、[異能力者]を殺し、神秘の力が増大した[アンノーン]の[強化種]もこの深度。



深度三


 現代まで名が残った怪異、歴史があり知名度もある怪異が属する深度、伝承で戦闘面が描写されていない、もしくは力が弱いと言い伝えられていても、人に認知されている怪異は深度が深くなる傾向がある、この深度になると極一部の[異能力者]は[異能力]を覚醒させる事が出来る様になる、〝大日本帝国〟の国軍に所属する[異能力者]や〝聖王国〟の『御使』に選ばれる[異能力者]の求められる最低限の深度。



深度四


 伝承にて特に戦闘面の描写が多い、強力な神秘の力を持った怪異、深度四以上の怪異は独立した強い意識があり、[異能力]が覚醒した際、[異能力者]は身体の主導権を奪われる危険性がある。



深度五


 神話に登場する〝魔獣〟〝魔物〟〝天使〟〝悪魔〟などと呼ばれる怪異、種族としての名前しかなく個体名の存在が確認されないが、神話と言う規格外の伝承に登場する事もあり、非常に強力な怪異が属する深度である、覚醒した[異能力者]の【心臓】を取り込み強化された[アンノーン]の[変異種]もこの深度。



深度六


 神話の中核を担う名の有る魔物〝大天使〟〝大悪魔〟〝大妖怪〟が属する深度、膨大な神秘の力を保有し、契約した[異能力者]は[異能力]が覚醒した際、怪異の元居た『異界』の一部を一時的に世界に上書きし顕現させる事が出来る、〝大日本帝国〟『七天魔導』直下の特殊部隊に所属する[異能力者]や〝聖王国〟の『守護者』に選ばれる[異能力者]がこの深度。



深度七


 〝大妖怪〟〝幻想種〟などがその脅威を鎮める為、人々により【神】として祀られ、神性を獲得した怪異、または世界的に圧倒的知名度を誇る怪異(ドラゴン、吸血鬼など)が所属する深度、〝大日本帝国〟異能を司る〝御三家〟の当主を務める[異能力者]や〝聖王国〟の『聖刻者』に選ばれる[異能力者]がこの深度。



深度八


 【神】に例えられる大自然信仰により生まれた自然災害の神格化、その振るう[異能]は権能に匹敵する程に強大で〝妖怪〟〝魔物〟〝幻想種〟の頂点、最強種の一角〝龍王〟が属する深度、人類の旧文明を終焉に導いた[アンノーン]の[王種]もこの深度。



深度九


 この世界に顕現しうる最大級の怪異、存在するだけで世界そのものに影響を与える為、世界からその膨大な神秘の力を制限されている、長時間十全に力を解放すると世界から存在を弾かれて消えてしまう、【神】すら殺しうる災厄の獣、〝大日本帝国〟にて歴代の殆どの『七天魔導』が属する深度、■■■■■によりバックアップされた[アンノーン]の[王種]もこの深度。



深度十


 真正の【神】、この世界に【神】として産まれた最大の神秘、その存在は一つの世界に匹敵する、世界を構築する様々なルールを司る存在で、基本的に異界を含む世界の『外』に居るので、世界の『内側』に関わる事が無い存在だが、極稀に神託等で世界に関わりを持つ【神】も少数存在する、その性質上世界に完全顕現する事が出来ない為、世界に自分の創り上げた世界を上書きし、その中で顕現する、文字通りの規格外の為、この深度の[異能力者]は歴史上十人も存在しない、〝大日本帝国〟現代の『七天魔導』六名が属する深度。[アンノーン]の到達点である【王】も理論上はこの深度。






深度測定不能


〝■■■■■十二柱〟

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― 新着の感想 ―
本当に、古き良き青春の1ページって感じですね!次の展開がどうなるのか、とても気になります。 マラクにはどんな力があるのかな?楽しみにしてますぜ! 伝説って?
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