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再会③
しばらくして、翔が口を開いた。
「鈴ちゃん、少し話せるかな?」
鈴は涙を拭いて、顔を上げた。春と優も、涙を拭った。
「鈴ちゃんの話の続きを聞きたいんだけど‥‥いいかな?」
鈴はうなずいた。そして、木の後ろに向かって何かを言った。それに反応して、男の子が翔達のところへと出てきた。
「この男の子が、関係しているんだよね?」
翔が聞くと、鈴はうなずいた。
「どういうことなのか、説明してもらえるかな?」
翔はそう言うと、あいうえお表を鈴の前へと差し出した。優と春は、状況をいまいち飲み込めずに、不思議そうに2人を見ていた。そして鈴があいうえお表を指で差し始めた。
「お・と・も・だ・ち」
翔が鈴の指で差したところを読み上げる。そのやり取りを見て、優と春も状況を理解した。
「そっか。そうすれば言いたいことが理解できるわけだ」
優が言った。
「翔凄いね。どうやって考えたの?」
春が言った。
「昨日色々調べて、今朝試してみたんだ。そしたらなんとなく鈴ちゃんの言ってることが伝わってきたから。実は鈴ちゃんが何か伝えたいことがあるみたいなんだ。今それを聞こうと思って」
あいうえお表を「お友達」と指で指した後、鈴は男の子の方に手を「どうぞ」という風に差し出している。その動きを見て、翔は何か勘づいた。




