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鈴との思い出③

段々と近付いていく。男の子の姿がうっすらと目に入った。

『あ、まだ成仏できてないんだな‥‥可哀想に‥‥やっぱりこのまま歩いて通り過ぎるしかないな‥‥』

翔は顔を前に向けて歩いていたが、横目でその場所を見つめていた。また少し近づいた時に、翔はもう一つ人影があることに気づいた。

『ん?男の子の親なのかな‥‥男の子に会いに来たのかもしれないな‥‥』

そう思いながら、また少し近付いていく。そして何か様子がおかしいことに気付いた。

『あれ?一緒にいる人もなんか姿が薄い‥‥もしかしてあの人も未練仏なのかな?』

前に向けていた顔が、無意識のうちにケヤキの木の方へ向いていた。距離もさらに近付いていく。男の子とその人影は、何やら楽しそうに話しているようだった。その人影は、翔の方からは後ろ姿しか見えない。その人影と対面して話している男の子は、肩を揺らして笑っているように見えた。

『あの男の子ずっと一人だったからな‥その人影の人も、未練仏になってしまったことは良いのか悪いのかわからないけども、男の子のことを考えたら、なんとなくほっとするな‥‥鈴ちゃんも、ずっと男の子のことを気にかけてたしな‥‥』

そう思いながら、翔はケヤキの木の下を通り過ぎる時、その人影はなんの前触れもなくこちらを振り向いた。そして翔と目が合った。

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