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衝撃

「ありがとう。じゃあ‥‥どうぞ」

鈴の母親は、優しい口調で話していたが、笑顔はなかった。

3人は鈴の家へ上がらせてもらい、鈴の母親に付いて行った。2階にある鈴の部屋ではなく、玄関から真っ直ぐ進んだ1階の奥にある、和室と思われる部屋の襖の前で立ち止まった。

「この部屋に鈴は寝てるから‥‥」

鈴の母親はそう言うと襖を開けた。3人は言葉を失った。鈴は確かにその部屋で寝ていた。しかし、睡眠ではなく永眠という形で寝ていた。襖を開けた鈴の母親は、その場で泣き崩れてしまった。3人はどうすることもできずに、ただ鈴を見つめて立ち尽くしていた。

「ちゃんと説明しないでこの部屋に連れてきてしまってごめんね‥‥上がってもらう前に何度も説明しないとって思ったんだけど‥‥口にしようとすると‥‥涙が溢れて止まらなくなっちゃうから‥‥」

鈴の母親は泣きながら3人に謝罪をした。何も聞かされずに今の鈴の姿を見るのは、正直とても酷な話だ。しかし、口にしづらい母親の気持ちと、いきなり衝撃的な現実を目の前にする3人の気持ち、どちらも天秤にかけることはできない。そしてその現実を前に、3人はただただ立ち尽くすことしかできなかった。

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