十一話
話が全然進まない……。
思ったんですが十話と十一話一つに纏めたほうがいいかも知れない。
今回凄く少ないです。
ここでお知らせ。
毎日投稿はいい加減キツイので一週間に三回ぐらいを目指して更新したいと思います。
「俺も先程魔法を使えるようになったばかりですが、やれるだけやってみましょうか」
アドバイスを。
「おう、頼むわ」
破壊光線などは出さないだろうと楽観して、部屋を移動したりしなかった。
面倒だからな。
「大切なのはイメージです。あとは行き当たりばったりで」
「……行き当たりばったりでサラは助かったのか」
ヒビキは少しひきつった笑いをもらした。
別にいいじゃないか。
結局助かったのだから。
練習してる暇などなかったのだし。
「ま、俺もそんな生き方してきたけどな」
「勝手に人の台詞と過去を捏造するな、ハヤト」
冷静に突っ込まれてしまった。
十八番です。声マネ。
「とりあえずやりましょうか。えっとまずは……」
そこで言葉がとぎれてしまった。
俺の場合精霊がスペルを教えてくれて直ぐさま実践だったからな。
何から始めればいいのだろうか。
ヒビキの属性もわからない───あ、火ですか。
イリスが教えてくれた。
「もういいや。手に魔力をこめてなんか出して下さい火の玉とか」
「いきなり投げやりになったな!もういいやってなんだ!」
「教えるの止めますよ?」
「卑怯だ!!」
ヒビキは叫びすぎて肩で息をしている。
まったく、そんな大きな声を出したら誰かがくるぞ。
「誰のせいだと思ってんだ……」
「さぁ?誰でしょうかね」
俺がそう言うとじっと睨んできた。
俺は笑顔を返す。
「はいはい。いいから騙されたと思ってやってみる」
「お前の場合本当に騙してそうだから嫌なんだが……。やるだけやってみるよ」
俺に対して遠慮がなくなったのはヒビキも同じだと思う。
ヒビキは言われた通りにやろうとして、此方を見た。
「まず魔力がわかんねぇんだけど」
「……はぁ」
これみよがしに溜め息をつく。
「体の中心らへんに温かいものがあるはずですからそれを探して下さい」
「お前の溜め息が気になるんだけど……。まぁいい」
ヒビキが目を閉じて数分。
彼は目を開けると首を振った。
「わかんねぇわ」
「……残念ですがもう……俺に出来ることは」
俺は悲痛な面持ちで首を振り、うつむいた。
「死の床にある患者を見て家族に告げるような言葉を言うな。肩震えてるし、笑ってんのバレてんだよ」
「あはははは」
「堂々と笑えばいいってもんじゃない!」
頑張って笑いを抑えながら俺はヒビキに言う。
「いや、でも俺は直ぐにわかったんでどうアドバイスしたものか……」
これはちゃんとした役職についてる人にでも教えてもらったほうがいいんじゃないかな。
城にも魔術師がいるだろうし。
「そうだな。お前に教わるのはなんかありそうでいやだしな」
「なんかって何ですか」
まったく失礼な。
せいぜいからかうぐらいでお金をとろうというわけでもないのに。
「仲間からお金をとるという発想があることが驚きだ」
「そうですか?」
まぁ、そういうわけで明日魔術師を訪ねてみようということでこの話はお開きに。
「話は変わりますがヒビキ。武術かなにかをやっていたりします?」
「一応剣道部に入ってたが、なんでそれを聞くんだ?」
ヒビキは俺の言葉に目を瞬かせた。
「いえ、魔力を感じられないんじゃ魔法の才能がないのかなって。ここで武術も出来ないならいいとこないなと思いまして」
「よけいなお世話だよ」
この話ハヤトがヒビキをからかって終わりましたよ……。