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開国のプネブマ  作者: なまちゃ
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2.嫌な話を聞くことになった


目が覚めると身体中が汗まみれだった。

悪夢のようなそうじゃないような?

まるで今の自分になる前に違う自分がいた、、、?

内容はうろ覚えだし、よくわからないけど、あんまり気にすることもないかな?



夢のことなど色々考えていると力強く扉を叩かれた。

「ルイーンッ!起きてる!!」

「今起きた所なんだー、何だか嫌な夢を見たみたい・・・」

「私より起きるのが遅いなんて珍しいと思ったらそういう事だったのね!おばさんがご飯できたって言ってたよ!」

「起こしてくれてありがとう、朝ごはんは昨日の残りのシチューのはずだよ!」



階段をおりていくといい匂いが漂っている。

お母さん、お父さん、幼なじみのフリルと一緒にご飯を食べながら朝の夢の話をしてみる。


「何も無い所に人が急にバッとでてきたとおもったら、話しかけてきたんだ!」

「ルインそれは神様からのお告げじゃないのか?」

「ルインちゃんにもついにきたのね!」


この世界では早くて5歳前後、遅くても15歳になるまでに神様からスキルやクラス、その両方を貰えるらしい。

神様からのお告げについてはよくわかっていない部分も多く有り、大きい国や発展している国では研究が進められているみたい。


「お告げって言っても、これをやれあれをやれとかこのスキルをあげるとか言われなかったよ?」

「お父さんの時は体を動かして経験を積めとかいってたぞ、詳しくなくても指示は無かったのか?」

「お母さんの時はね、助けられる者を助けて周りなさいってお告げ頂いたわ、フリルちゃんはもうお告げは来た?」

「私はまだ来てないよ?ルインよりひとつ年がしただから、私は来年かなぁ?私も早く欲しい!」


ご飯を食べ終えしばらくすると、お父さんとお母さんは仕事に行った。

お父さんとお母さんは畑仕事をしている、広大な敷地で芋や麦を作っている。

敷地は領主様の土地を借りているから6割位は領主様へ収めて、残りは売ったり、食べたり、交換して生活をしている。

フリルはお母さんを早くに亡くし、今はお父さんと二人で住んでいる。

フリルのお父さんは狩人で数日の間、山に入って動物を狩ってくる。

山の中には大きく深い谷があったり、魔獣や大型の動物も沢山でてくる為、フリルを連れて行くことができない。

その間隣の僕の家に預けられてる。

小さい頃からずっと一緒にいて、兄妹みたいな関係。

父さん達の仕事中は川に行って釣りをしたり洗濯をしたり、山の入口付近で山菜や薬草を取ってきている。


「ルインは本当にお告げがきたの?」

「凄く前に話したと思うけど、僕には皆に見えない卵みたいなものが4個まわりに浮いてるのが見えるんだ。」

「そうだったね!私は信じてるけどみんなが信じてくれなくて内緒にしてるんだよね。」

「そうなんだ、多分生まれた時からか赤ちゃんの時から僕のまわりを飛んでいてそれがお告げだと思ってるんだけど、今日の夢はなんというか凄く不気味だったんだ。」

「よしよし、きっと大丈夫だよ!卵もいつか何か大切な事を教えてくれるよ!」


その日の夕方、フリルのお父さんが帰ってきて、フリルは家に戻った。

夜中目が覚め嫌な話を聞くことになった。

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