マーライオン
ノリで書く。
芸術の秋月刊だから!
今勉強もしていないし、書きたい時に書ければいいかなぁ。
※
「止めようと思っても、気がついたら食べてしまうの」
「うん、気がついたら食べてしまうんだね」
必殺オウム返し!
僕を担当した下手くそな心理士は、オウムだった。
そんなことで傾聴してくれてるとダマせるわけないってば。
でも今の僕が、好みの美少女相手にできることはこれくらいだった。
だって何話していいかわからないし。
それにセドリーズ皇女、やっぱり病気なんだって確信したから。
過食症。
聞いたことはああるよ。
でもそれ、ストレスによる現代病(前いた世界の)だと思ってたんだけどさ。
セドリーズ様は、全然太ってなくて、か細くって、全然食べなさそうなのに。
こういうタイプって、確か過食と嘔吐を繰り返すタイプだったような気がする。
自己嫌悪が激しくって、放っておくと死に至ることもあるかもって本で読んだ。
こんな綺麗なのに、なんで自己嫌悪なんてするんだろ……。
「ねぇセドリーズ様、貴方何か悩み事あるんです?」
ビクッと彼女の肩が震えた。
やっぱり他国の偉いさん、老人の大王神と結婚するのが嫌なんだろうか??
少しだけ僕は、都合のいい主観で考えてしまった。
「結婚が嫌とか??」
驚くべきことに、僕の予想は的中する。
セドリーズは、うんうんと首を振ってうなづいたのだ。
「私、この国にいたい」
その言葉は僕にとって、『私、貴方の側にいたい』ぐらい破壊力があった、
「わかった、僕協力する。君は今結婚が嫌で、ストレスになって病気になってしまったんだ。だから結婚を阻止して、病気を治そう。そうしたらこんなふうに食べまくって、吐き…………」
ああ。
僕が病気の予想をした瞬間の出来事だった。
理想のヒロインから、マーライオン。
シンガポールのマーライオンだよ。
綺麗な水が、キラキラキラキラぁぁ!!
アニメキャラならモザイクかかるんだけどさ。
リアルなマーライオンだったんで、僕は台所が汚れるのを阻止したくなって。
全力で!
両手で聖なる流水を受け止めたさ。
キラキラキラキラぁぁ。
誰かモザイクかけてくれ。
感想、足跡、コメント、評価、ブクマが次の活力に。
何卒反応よろしくお願いします!
偽りの神々シリーズ紹介
1「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫
2「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢
3「封じられた魂」前・4「契約の代償」後
5「炎上舞台」
5と同時進行「ラーディオヌの秘宝」
6「魔女裁判後の日常」
7「異世界の秘めごとは日常から始まりました」
8「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」
9「脱冥府しても、また冥府」
10「歌声がつむぐ選択肢」
シリーズの10作目になります。
異世界転生ストーリー
「オタクの青春は異世界転生」1
「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」
異世界未来ストーリー
「十G都市」ーレシピが全てー