前進
「なんだ、元々素材揃ってるじゃん。」
「え?でも少し動作がおかしいところが……」
「それはイラストじゃなくてソフトの問題じゃない?」
「あー、なるほど。」
「ここは直接読み込んだ方がいいと思うから」
「なるほど」
「あと、レイヤーがおかしくなってるからさ」
「こうすればいいのか」
「アーイシャさんだっけ?これ準備したの。」
「うん。そう」
2人はPCを前にしている
私の頭の上で話が進んでいく。
少し複雑な思いを抱えつつも前進している事に喜ぶ。
「凄いよ。本当にこれ。上手いし丁寧だし。」
「そうでしょー。プロとしても活躍してるんだって。」
「え!そうなの!」
「本人は謙遜しているけどお金貰って絵とか描いてたりしたらしいよー。」
「なるほどねー。私も頑張らないとなー」
「大丈夫だよ。ごんちゃんのお墨付きだしね。ごんちゃんそうだよね。」
「う、うん。」
突然、話を振られた慌てながら返事をする。
「じゃあ。ちょっと動作確認してみようか」
「そうだね。ごんちゃんやってみてもらえる。」
「わ、わかった。」
私は急いでみゆの隣に座る。
「飛鳥。そっちじゃなくて真ん中の方がやりやすいでしょ」
「そ、そうだよね。」
私は2人の真ん中に座り指示を待つ。
「じゃあ、軽く喋ってみて。」
「うん。あーあーあーあー」
「そうじゃなくももって普通に」
「普通に……ハレテマスネ。」
「まぁ、それでいいや。色々喋ってみて。」
少しの調整の後、照の提案で私はいつも通りの練習をすることになった。
「OK、じゃあいつも通りやってみて。」




