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私、Vtuberになります!!  作者: 天明 福太郎
できっこないをやらなくちゃ
59/99

下校

「本当に大丈夫?」

「うん」


 みゆの問いかけに生返事で答えながら私は帰っていった。

 頭の中でぐるぐるといろいろの言葉が浮かんでは消える。

 家で待ち構えているであろう母親への対策。イラストの存在。

 何よりも照の存在が何度も頭の中にこびりついて離れなかった。

 考えてみると私は照自身の子をとあまりに見ていなかった。全て自分の都合で動いていた。

 反省に次ぐ反省で気持ちが一方的に沈んでいった。


「ごんちゃん。」

「うん。」

「諦める?」

「なにを?」

「vtuberになるの。」

「え?」


 その言葉にみゆの顔を見た。


「なんてね。」


 みゆは悪戯っぽいい笑みを浮かべてこちらを見ていた。


「考えすぎだよ、ごんちゃん。軽く考えなよ。」

「……ありがとう。」


 その一言で心の靄が少し晴れた気がした。


「あのさ、この後家泊ってもいい?」

「え?え?」


 みゆは心持ちいつもより焦ったように言った。


「今日、家に帰りづらくてさ。」

「え?なんで?」

「明日以降の作戦も考えたくて。」

「え?あ?そうか。そうだよね。いいよ。」

「ありがとう。」

「でも、大丈夫なの?」

「なにが」

「家族は心配しないの。」

「大丈夫、後で連絡するから。」

「それなら大丈夫かな。」

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