花火をする!(予定)
墓参りの帰り道、まゆ姉さんが不思議なことを言い出したのだ
「滋さん夏祭りってこの辺はいつなんですか?」
「夏祭りならまゆ達がプールに行った日が夏祭り
最後の日だったぞ〜?この辺は3日間するから
1日ぐらい行ってたかと思ってたのに行ってなか
ったんだな」
それを聞いてまゆ姉さんの顔は真っ青になって
僕の肩にまゆ姉さんの頭が乗る
力が抜けきっているのかとても重い…
「でも色々あった夏だったよね?」
僕はとっさに浮かんだ言葉をこぼす
「その言い方じゃ夏終わっちゃうじゃん!!」
「なんだかまゆ姉さんどことなくまゆ姉さんの先
輩の話し方に似てきたよね…」
「嘘…でしょ…ギャルは…イヤだぁぁ!!」
父さんが僕とまゆ姉さんのやりとりを見て大笑いしてまゆ姉さんがそれに怒っていた
「花火なら…できるんじゃないかな…」
「花火?」
まゆ姉さんが父さんの肩を叩くのをやめて僕の話に聞き入る
「花火なら何個か買って庭でできないかな…なん
て…やっぱりダメ───」
「「それだ!!」」
「え?」
「だから、花火だよ!はーなーびー!」
「いや、花火は分かるけど…庭でしたら父さんの
育ててた盆栽とかあるし…」
父さんが胸を張って僕に自慢げに話す
「えー、私、宮田滋は三年前にいい川を見つけま
してそこまでなら遠くないから行きませんか?」
僕は父さんに疑いの目を向ける
「へー川なんてあったんだ?三年前って父さんが
仕事に戻り始めた時期ぐらいじゃないか
第一見渡しもいいかどうかも…」
「まあ、それは置いといてそれなりに見渡しもい
いいぞ!?」
「まあ、川を見てないからなんとも…」
「次の休みの日に見に行こうじゃないか…
父さんは今日で夏休み終了だしな」
いつの間にか寝ていた
まゆ姉さんがハッと目を開覚ますと
「明日から仕事だぁ…」
現実が戻ってきたなぁと思いながら僕のまぶたは知らぬ間に閉じていて目を開けると車は家のガレージに着いていた
「お寝坊さんなゆうくんには飴はあげません」
「それ僕があげたやつでしょ?」
「違うもん!ゆうくんのポケットに入ってた
棒付きキャンディーと入れ替えたもん!」
(ああ…自分で何したか全部言っちゃってる…)




