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暖かい家族を築いていく〜 make a family〜  作者: 黒帽子
思い出の夏
27/43

看病してもらうのもたまにはいいかも

僕とまゆ姉さんは変な空気に包まれていた、、


「ゆうくん、私は初めてゆうくんが泣いている所

を見たよ…」


「僕だって人間なんだから泣く時もあるよ…」


弱々しい僕の返事と苦しそうな声

それを聞くとまゆ姉さんはおかゆをスプーンですくって僕の口に運んでくる


「はい、食べると栄養がつくよ〜」


一口、また一口、僕の身体に染み込む…

家族の暖かみを感じる昔から食べてきた父さんのおかゆの味…


「僕は…どうすれば良かったんだろう…」


「私は…もっと頼ってほしいかな…」


「はぁ…あの様子じゃ私はおじゃま虫みたいね…

悠馬くん…」


僕は襖の隙間から見える黒木さんの黒ロングヘアーが僕に見えた…


「く、黒…」


「ほら、ゆうくんおかゆに集中して!」


言われるがまま促されるがまま…

僕は愛のある家族のご飯を食べる…


「おいしい…本当においしいよ…」


結局、まゆ姉さんは僕に付きっきりで

看病をしてくれた…

前にこんなことがあったような気がしなくもない……


「ありがとう…まゆ姉さん…」


「私の方こそだよ…」




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