表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暖かい家族を築いていく〜 make a family〜  作者: 黒帽子
思い出の夏
24/43

鬼のまゆ姉さん

僕はまゆ姉さんと合流しひたすら

黒木さんがプールのことをどうやって知ったのかそれを考えていた…


「ねえ、ゆうくん」


「なに?」


「どうして黒木さんがプールの事を知っているん

だろう?なんて考えない?」


僕は目を見開きまゆ姉さんを凝視する


「心読んだ…?」


「読んでないよぉー!」


まゆ姉さんが僕にデコピンを喰らわせると

帰る足を早めていく


「まゆ姉さーーん!そんなに早く歩くとぶつかる

よ!?」


僕の声が届いでいるのか…はたまた黒木さんが来る理由を考えていたのがバレたせいか

まゆ姉さんの頭からは角が生えている…そんな気がして近寄りがたいけどまゆ姉さんはまだ、この道に慣れていない…つまり…


「ゆうくん…今…どこ?」


僕のスマホに連絡をしてきたまゆ姉さんは

さっきと違ってとても弱々しい声だった


「まゆ姉さんの近くだよ」


「気持ち悪い…そのセリフ…」


スマホ越しではなく目の前で言われ僕の豆腐メンタルは音を立てて崩れた…


「『気持ち悪い…』そんなこと言わなくてもさ…

いいのになぁ…」


僕はまゆ姉さんに聞こえないようにつぶやくと

まゆ姉さんの手を握り(犬にリードをする様に)

家まで帰っていった

家に帰るまでまゆ姉さんはずっと黙り込んで

僕のことを睨んでいた…それはもう

(おもちゃを買ってもらえなかった幼児のような…)


「あいたっ!」


「変な事考えたでしょ…」


「もしかして…お酒飲んだ?」


「ビールを2杯だけ…」


(絶対酔ってる…)


僕はそれから怯えながらまゆ姉さんを家までエスコートし僕はまゆ姉さんにお菓子を与えた


「ほ〜ら、まゆ姉さん、コアラのマー〇だよ?」


「ちょうだい!!」


など…酔ったまゆ姉さんに翻弄されながら

楽しい(そう思うことしか出来ない)時間を過ごした…






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ