まゆ姉さんの悩殺回
僕は昨日の夜にまゆ姉さんに念押しされた為
インターネットでどんな水着があるのか…
調べているとマンガとかでしか見たことがなかったパーカー風?の水着などがあり自分に合いそうなものがなくて悩んでいると…
「ゆうくん、ちょっと気が早いんじゃない?
まだ七月まで一週間もあるんだよ?」
「一週間しかないんだよ?しかも一週間じゃなく
五日間しかないんだよ?」
「ゆうくんってば、細かくてなんか今日のゆうく
んとっても変…」
そっか、そういえば昨日のまゆ姉さんは
お酒を飲んだって父さんが言ってたなぁ…
もしかしたら一人で買うというのも酔いのせいで…なんてね、、
「まゆ姉さん、今日一緒に水着選ばない?」
萎れていた花が水を貰ったかのように
キラキラした笑顔が僕の瞳を焼きつくそうとしているのを必死でこらえ買い物の準備をする
「おっかいもの〜おっかいもの〜」
まゆ姉さんはとても楽しそうでよかった
昨日のまゆ姉さんでは考えられないような笑顔で本当にで本当によかった…
「ゆうくん何で泣きそうな顔をしているの?」
「何でもないよ…」
僕はまゆ姉さんと一緒に買い物に出かけると
分かっていたことだがやはりまゆ姉さんは男性の目を釘付けにしてしまっていた
「ねぇねぇ…デートみたいでなんか恥ずかしい…」
「なっ…!」
何その可愛いセリフと仕草…反則でしょ…
僕はまゆ姉さんの仕草やセリフに振り回されつつ
ショピングモールに到着した
まゆ姉さんに言われるがままにエスカレーターに乗り水着販売のコーナーに着くと早速、まゆ姉さんが水着を選び更衣室に籠ってしまった…
「はぁ…もう、まだ六月なはずなのにもう冷房が
効いてるんだ…そろそろ家のやつ洗わないとな」
なんて、自分の世界に入り込もうとする僕を妙に可愛らしい声で僕を更衣室前に呼ぶ声が聞こえる
決して空耳でもなく…でもさっきまでのまゆ姉さんの髪型ではなく少し伸びてきていた髪を利用して…小さいポニーテールになっていた
「ど、どう似合うかな?」
目の前には黒い水着に身を包んだまゆ姉さんの誰かと同じく着痩せする放漫な二つの桃と素足…
それを見て僕が連想したのは人魚だった
「可愛い…」
咄嗟に出た僕の感想に不満だったのか、すぐに更衣室の中に入りまた着替えてしまった、、
「あぁ…写真…撮ればよかったなぁ」
すると次はヒラヒラの着いた大人の女性の魅力を感じざる負えない水着だった…
「こ、これは…」
渚の向こうから僕の為に走ってくる
笑顔のまゆ姉さんが駆け寄ってくる…そんな
シチュエーションを考えしまった…
(変態か僕は!)
「どう?」
「とっても…可愛いよ」
「店員さ〜ん、この水着買います!!」
「!?」
僕はプールを耐え抜くことができるのだろうか…