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連れて帰ったのだった

 こうして延々とアリサが説明するも、信じてもらえないようだった。

 そして僕達はというと、別の授業があったため学校に戻される。

 とりあえずアリサには、後で授業が終わったら一度ここに覗きに来るよと伝えておいた。


 その頃にはアリサの言っていることも全部本当だと分かり、全てが解決しているといいなと僕は思った。

 そして授業を受けて、再び村長さんの家に向かうと、


「私も行く」


 リリルもアリサが気になるようでついてきた。

 もうそこにはいないかもしれない……いないという事は、アリサの言っていることが事実だと分かった時だろうから、その方がいいと僕は思ってそちらに向かったのだけれど……。


「うう……本当に私は都市から来た魔法使いなんですぅ」

「……困ったな。本当に困った」


 村長さんの家にいまだにアリサはいた。

 アリサは机に顔をうつ伏してぐったりしている。

 村長さんも困ったと呟いていて、どうしようか迷っているようだった。


 このままここにいてもらちが明かない気がして、そして、もしかしたなら僕の両親の方がこういった魔法に関してはよく知っているかもしれない。

 今朝の事を思い出して僕はそう考えて村長さんに、


「あの、アリサを僕の家に連れて行っていいですか?」

「うーん、それは……」

「子供同士の方が話が合います。それで……」

「……なるほど。でも一時的にだよ? 明日になっても言わないようだったら近隣の村に連絡を取るから、ここに連れてくるように」

「はい」


 僕はそう頷いて、ぐったりしているアリサの手を引っ張り、リリルと一緒に僕の家に連れて帰ったのだった。

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