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敵との遭遇

 ここが大きな道だったのはある意味幸運だった。

 周りが見渡せるからだ。

 これならば関係のない人への攻撃も避けやすい。


 そして僕は周りを確認する。

 運の良い事に今は人は誰もいない。

 出来れば、この怪物を追ってきた人物と合流した方……。


「戦力的には楽だけれど、僕の能力があまり知られない方がいいから、好都合かな」


 そう小さく呟いて僕は目の前の敵を見つめた。

 首が変に曲がって意識がもうろうとしているのか、目の焦点があっていない。

 なのに“僕”という存在を見ているようだ。


 魔力を感じ取り、そして僕を認識しているのだろうか?


「さて、まずは何処にこの前と同じようなものが存在するのかの確認……をする前に、攻撃が来そうだね。“水鏡の障壁”」


 僕は水系の防御の壁を作る。

 この攻撃は、攻撃の一部を術者へと跳ね返してダメージを与えるのだ。

 上手くいけばその跳ね返した攻撃で敵を倒せたりするのだが、今回はどうだろうか?

 

 そう思っていると、この目の前の人物の口のあたりに魔法陣が現れて、炎を噴射してくる。

 火を噴く大道芸人に似ているが、その威力はケタが違う。

 幾らか跳ね返しているものの、それらの力もまたこの怪物は防御できているようだった。

 

 この前戦った怪物よりもこちらの方がよほど強い。

 まさかこんなのがいるなんて、そう思っているとそこで炎の噴出がやむ。

 水系の魔法であったので炎との相性はよく、ほとんどを焼失できたし、いざとなれば一部を切り離して炎を消し、森に炎が広がるのも抑えられる、そう考えてこの魔法にしたのだがそれは杞憂であったようだ。


 そう僕が一つ安堵して、けれどすぐに背筋に冷たいものが走る。

 その化け物の内の一匹がぐるりと僕ではなく別の方向を向いたのだった。

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