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村に辿り着く前に

 こうして僕は、先生を含む皆を果実が実る場所に案内することに。

 数日前に森の中を、何かいいものがないかな、あと魔物の駆除をしておこうと思って調べておいたかいがあった。

 まだまだ果実が実ると同時に、熟していない果実も多々みかけていたのでそろそろ収穫の時になっていると思ったのだ。


 案の定、熟した果実がたわわに実っている。

 それに夢中になる皆を見つつ、僕は上手くいったと思う。

 とりあえずそこに意識が集中しているうちに、秘儀、“その場の空気になる”を発動し、そうっとその場から逃げ出す。


 少し移動してから背後を見て、誰も気づいていないのを確認する。


「うん、果物に夢中だね。このまま上手く移動しよう。でないと、この前みたいなのが入りわけだからね」


 僕は小さく呟く。

 あの町での出来事は、僕にとっても不気味としか言いようのない物だった。

 あれの危険さは、戦闘の時に感じ取った。


 強い魔力と魔法。

 そしてここには対抗できる人間はあまりいない。

 追いかけているらしい人物はいるけれど、それはあの怪物よりは速度が遅い


 ならば村に辿り着く前に僕が手を打った方がいい。

 そう僕は考えて走り出す。

 あの人物との接触を早めにして、村に辿り着かないようにして人知れず処理しておいた方がいい。


 僕はこの村で平穏に暮らしていきたい、そのうち旅に出るとしてももっとゆっくりとして生きていきたい。

 そのために力を使う。

 そう決意を新たにして走り出す。


 そんな僕を追いかけてきていた人物がいたなんて、この時僕は油断しすぎていたのだろう……全く気付いていなかったのだった。

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