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何でわかるんだろう

 学校にいる間、僕はいろいろ気になって仕方がなかった。

 授業を聞いている最中も非常に気になって堪らなかった。

 彼らは何の目的で、僕に近づいたのだろう?


 あのマリンという魔法使いたちのスカウトの情報から、僕を狙ってきたらしい。

 何処まで彼らの情報は、“僕”について掴んでいるのだろう?

 平穏な生活を望む僕にとって、今後の展開が変わる重要な要素でもある。


 さて、どうしようと思いつつ黒板の文字を書きとっておく。

 勉強は大事よと言い出したの母さんについて真剣に僕は考えてみたが、どう考え手も母さんにはこの程度大した問題ではないと判断したような気もする。

 父さんは周辺に影響しないと言っていたし。


 何でわかるんだろう。


「この状況、一体どうすれば」

「どうしたの?」


 丁度休み時間に入り、つい口に出して呟いてしまった僕は、隣の席に座っていたリリルに聞かれた。

 けれど僕の事情を彼女に話すわけにもいかず、


「何でもないよ。それよりも次は森に行くんだっけ」

「うん、今日は森で食べられる草と木の実等を教えて貰える日だから。本当はこっちの授業の方が私は好き」

「リリルはそう言ったのが好きだよね。将来はクラリスさんみたいな魔法薬の調合なんかをしてみたいとか?」

「……うん」


 冗談のつもりでそう言ったけれど、リリルはそういった夢があるらしい。

 初めて聞いたその話は応援したくはなる。と、


「でも私よりもタクヤの方がよく知っているから羨ましい」

「そう思っていたんだ……じゃあ今度から知っている範囲内だけれど僕もメメルに教えるね」

「! いいの?」

「うん、もっと早くに言ってもらえれば教えたかも」

「……最近こういう事がしたいなって気づいたから」

「……そっか」


 何が切っ掛けだったのかはよく分からないけれど、リリルがそう言うなら教えようと僕は思う。

 そしてすでに教室には僕たち以外皆移動してしまっていて、僕もあわてて移動したのだった。

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