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図鑑作成

 こうして無事村に帰って来た僕は、その日は、ジュースなどのお土産と共に、魔法の練習があったことを話した。

 両親はうちの子には才能が! と喜んでいたが僕としてはあまりこう、目立たず平穏な人生を送りたい。

 その内おこずかいなども貯めて旅もしたいし、それをしなければならない“使命”のようなものもあるから。


「ゆっくりしていっていいよ。その次の転生でも、その図鑑を作ってもらってもいいから」


 神様は僕を転生させる時にそのように言っていたので、やり残した“宿題”は次に持ち越しであるらしい。

 それはそれで大変な気もするので、集めるのも好きだし出来る限り僕は今の人生の中で集めようと思う。

 そしてそれが誰かの役に立てばいいなというのは夢見がちだろうか?


「ただの趣味だから、というだけで人間満足できないものなのかも。欲張りな気もするけれど、役に立ったとか、そんな一言やっぱり嬉しいよね」


 そう呟きながら僕は、手に入れた能力を記載していく。

 この時代がそこそこ文明が進んでいて、貴重品とはいえ、紙とインクをつけて書くタイプのペンが発明され、量産化されていたのは良かったと思う。

 しかもこのインク、凄く乾きが早い。


 ボールペン等と同じくらいだ。

 でもできれば僕はボールペンやシャープペンシル、消しゴムなどが欲しかったなと思う。

 そう思いながら間違えて書いてしまった場所に、紙を張り、書き直す。


 二重線で消してもいいのだが、そうすると結構二重線だらけになって見栄えが悪いのでそうしている。

 その内清書しよう、そう思いながら書いて眠る。

 その次の日の事だった。

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