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33/99

珍しい

 こうして野菜を売りに来ただけなのに、能力が気付かれそうになったり、変な怪物が現れたりと大変な一日は終了した。

 どうしてこんなに一気に大きな事が重なるのだろうかと僕は思いつつも、どうにか気づかれずに終わったと思う。

 後は実はマリンとお友達だったクラリスが、盛った話というか真実に近づいた話をしなければいいと思う。


 嘘から出たまこと、といった展開だけは避けたい。

 そう僕が思っているとそこで、メメル姉ちゃんが、


「ジュースを買って帰るんだろう? 後このお菓子も美味しかったよ」

「僕のいない間にお菓子が減っている……食べよう」


 というわけで一つ菓子を取り出した。

 それはフルーツケーキのようで、口に含むと果実の香りが広がる。

 美味しいなと思いながらそれを食べ、リリルと一緒に目的のジュースを探す。


 そのジュースの販売しているお店は、意外にすぐ近くにあり、簡単に購入できた。

 また、幾つか村では購入できない菓子や果物などを手に入れ、家族へのお土産にする。

 後はもう帰るだけだった。 


 その帰り道、メメル姉ちゃんが、


「でも私に身体能力強化の魔法が使える才能があるとは思わなかったな」

「メメル姉ちゃんはこんな荷台も押せるし、畑仕事もいつもすごい勢いで耕しているから、当然のような気もする」

「男には負けないぞ~、と思ってやっていたからな」

「負けず嫌いですからね、メメル姉ちゃんは。……あれ?」


 そこでまた僕は薬草を見つける。

 先ほどクラリスに売ったものと同じだ。

 珍しく目につくなと思いながら乾燥させても効果があるので摘んでいく。


 それが役に立つときが来るなど、この時僕は、全く気付いていなかったのだった。


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