弱点を“計測”する
まずこの位置から、目の前にいるあの魔物の存在と弱点を“計測”する。
「敵対する魔物の能力分析、鑑定スキルの一種でそういったものがあったんだよね。魔物の強さみたいなものが分かる、それも弱いもの限定なだけでも、数回分のおこずかいをためないといけなかったし。でも一度覚えてしまえばここまで出来る」
本来レベルによって得られる、魔物の分析能力、その全てが最終的には……になるのだけれど、
「余りにも情報が多すぎるとそれはそれで、重要な部分が見れないからわざと精度を落として必要な部分なだけにして、これで大丈夫っと」
同時に僕の前に弱点などの情報が現れる。
後はこの情報を元に、目標の場所に当たるよう魔法の補正をして、
「“氷の礫”」
鋭くとがった氷を幾つも生み出す。
飛んでいく方向の補正をするとは言っても、打ち出した後にその軌道を変更することもできるが、そうすると僕の魔力で遠距離からの操作が気付かれて、僕の居場所も分かってしまう。
飛んできた方向で分かりそうではあるけれど、出来るだけ僕の存在は認識しないで欲しい。
倒した後すぐに逃げてしまえば、誰かに気付かれる前に逃げられそうだ。
というか今まで逃げた。
そう思いながら僕は魔法を使う。
その氷が目標に向かっていき、瞬時に串刺しにした。
GUEEEEEE
そんな呻くような声が聞こえて、蛇が倒れる。
それを消滅させるほどではなかったが、動けなくは出来たようだ。
後は魔法使いのマリンにお任せして……そう僕が思った所で、それは現れたのだった。
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