表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

軽いイジメにあった話

作者: 八卜

私の小学生時代の軽いイジメを受けたお話。

人によってはイジメととらえない人もいるかもしれませんのでタイトル詐欺かもしれません。

稚拙ですが、読んでいただければ嬉しいです。



私が小学1・2年生にかけての実体験です。

当時、私の通っていた小学校でのことです。

朝は地区ごとに男女で一班15人程度に分かれての集団登校をしていました。

学校までは大体1.5キロぐらいの距離で、児童の足でも30分ぐらいで着きます。

学校の始業開始は8時30分となっており、余裕を持って朝の待ち合わせ時間は7時30分となっていました。

最初の四か月ぐらいは何も問題が無く登校できていました。

ただ私は病弱でしたので、月に数回は学校を休むことがあり、その時には二つ上の姉が連絡して伝えていました。


夏休み明けて間もなくぐらいからでしょうか、いつも7時30分に出発していたのですが、その日は既に出発した後でした。

置いて行かれたと分かって、泣いていたのですが、私には姉がいましたので、その日は姉の居る女子班と共に登校しました。

次の日は5分前に着くように家を出たのですが、その日ももう出発した後でした。

その次の日は10分前に着くようにしたので、置いていかれることはなかったです。

ですが、最初に置いて行かれた日に先生にチクッタたからでしょうか、高学年の態度が悪くなっていました。

そのうち、


「来るのが遅いから仕方ない」

「歩くのが遅いから出発時間は早くした」

「今日は来ないと思った」


と言われるようになりました。


きっかけはたぶん偶々だったのでしょう。

私はどちらかといえば影が薄い方でたびたび休むこともあったからでしょうか、最初は本当に気づかずに行ってしまったのでしょう。

同学年の子もいる班で私だけ遅いとか連絡してこないとか考えられませんし、そもそもそんな時間を作ることもありませんでしたから。

私の態度も悪かったのかもしれません、朝しか接点が無くてあまりコミュニケーションもとれていませんでしたから。

とはいえ、私としては急に何の連絡もなしにこんなことを言われても困ります。


それから嫌がらせの様な、軽いイジメがありました。

(ここでのイジメの定義は、精神的苦痛とさせていただきます)

今思えば、なんてこともないことなのですが、当時は本当に嫌でした。

されたことといえば、


私以外がそろった時点で時間にかかわらず出発する

横断歩道ではランドセルを抑えられて指さし確認をしてから渡らせる

基本的に無視される


でした。

前述でも述べたように、10分前に着くようにすれば置いていかれることは少なくはなりましたが、なくなりはしませんでした。

女子に混ざって登校するのもそれはそれで嫌でしたので、置いて行かれた時は一人で登校するようになりました。


横断歩道の話は、これだけ見ればいい話のように見えますが、ド田舎に住んでいたので、朝の忙しいこの時間でも車はあまり走っておらず、ほぼほぼ横断歩道は安全でした。

そこを右左右左右前後上下右左右をしてから渡れと命令されていました。

人から見れば構ってもらっているととれるかもしれませんが、毎回わけのわからないことをされる身になってもらいたいものです。

暴力は振るわれませんでしたが、1・2年生からみた5・6年生はやはり威圧感がある存在なので逆らうことなどできませんでした。


そういうことをされていると、こちらから話しかけることが出来なくなり、あちらからも横断歩道の時以外は基本無視されるようになりました。


このときは、私が楽だったので一人で登校していたこともあったのですが、これもいけなかったのでしょう。

別ルートで学校に話でも行っていたのかもしれません。

詳しくは知りませんが、高学年の人には教師から軽く話がされていたようでした。

たぶんですが、相手の親までは話は言っていなかったと思います。

推測ですが、当事者間で話や仲直りでも、みたいなことを話したんじゃないですかね・・・。


高学年の人は私が3年生になった時に中学に上ったので、それ以来は特に問題なく登校が出来るようになりました。

結局何をすれば正解だったのかと、今でもふと思うことがあります。

読んでいただきありがとうございます。


不確定要素だったので、文中に書いてませんが、親から学校には苦情は言っていました。

しかし、改善はしませんでした。

たぶん学校はイジメとは捉えていなかったと思われ・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ