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落ちから始まる恋物語-The falling love-  作者: 赤坂皐月
内定
27/31

009

「イエス」


「えっ?」


「……武田くん、何度も言わせる気?女にあまり恥をかかせるものじゃないわよ」


恥なのかこれって?

何だか複雑な言われようだ。


それでも、僕は勝ち取った。

立花との、デートをする権利を。


「プランなんかはあなたに一任するわ。一番いいデートプランをよろしく」


立ち上がり、立花はキャンパスの中へと入って行く。


「イエッサー!!!」


僕は立花の後ろから勢いよく、敬礼をしてみせた。

多分、今年一番マヌケで、一番元気な自分と合間見えた気がした。

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