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落ちから始まる恋物語-The falling love-  作者: 赤坂皐月
屋上
12/31

004

「……その女性はその後、その青年とは別の人と結婚したそうよ。まあ、自殺を止めるためのひと時のラブストーリーを演出したということね」


「そうなのか…何というか男ってのはつくづくバカだな」


この言葉は、その青年に向けて言ったわけじゃなく、僕自身への罵倒だった。

情けないこの恥今後のためにここで諌める。


「だけど、わたしは多少彼女とは違うわ。何が違うか当ててみて?」


鵜川に続けて、立花もまたクイズか。

だが今度は僕が出題者側ではなく、解答する側だ。


正解しても何がある訳でもないだろうけど、いいだろう…答えてみせるさ。


「うーん……あっ人種の違いとか」


「ワタシコレデモ中国人アルよ」


「そんなとんでも中国人いてたまるか!!」


そんな日本人の考えたテンプレートの中国人なんか見た事ないよ。

いるのかあんなの?


「人種じゃないわ。そんなのは誰でも分かるでしょ?もっと違うところでかつ、根本的なところよ」


「根本的なところか……分かった!そもそも君が男とか?」


「もしわたしが男だったら、今頃あなたはそこに立ってないわよ。多分わたし、男だったら筋肉モリモリマッチョマンの変態だから」


「お前……シュワちゃんなのか……」


「I'll be back」


「それ違う方のシュワちゃんだからな!」


いつの間にか、映画の話になっていた。

分からない人は映画を見て欲しい、どっちとも名作だからな。

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