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第2話「ニューカマー・トラブルメイカー」

プロローグ

最初に、もしあなたが「魔法があれば何でも自由自在だろうなー」なんていう理想を求めてここにいるなら、別の物語を探すことをオススメする。この物語の舞台は魔法と科学の融合した魔法文明。人々はみな「魔力」を持っているが、それは「筋力」などと大差のない、程度の差はあれど特別でも何でもない一能力に過ぎない。

個人の持つ魔力だけでは使える属性が限られるし、より強く便利な魔法を使うにはきちんとした教育や練習・研究が必要だ。もし空を自由に飛びたければ、教習所で飛行免許を取得した後、飛行用の箒や絨毯を購入する必要がある。もちろん、交通ルールは厳しく守らなければならない。


とはいえ、決して窮屈な世界の話をしようとしているわけではないことは断わっておこう。我々の住む世界とほとんど変わらない世界で、同じように生きている1人の魔法OLの、どこかで見た事あるような魔法ファンタジー物語なのだ。

もし読者諸氏の中に、窮屈な日常に辟易して、せめて物語の中くらいは壮大な不思議世界を夢想したいと思ってここにたどり着いた方がいるなら、確かに少々窮屈な物語かもしれない。しかしそうでなければ、まずは新入社員となった彼女と、その同期社員の話から始めよう…



1

四月の爽やかな朝。シタマチの小さな公園に桜は咲き誇り、ぽかぽかした陽気の中、犬とともにジョギングする女性がいる。ベンチには、立体魔法映像が飛び出すカードゲームに興じる子供たちがいる(ちょうど今、身長10cmの甲冑の騎士がドラゴンの首を跳ね落とした所だ)。


「バカ野郎!!」

突然吼えるような大声が響き渡り、そこにいた誰もが驚いて辺りを見回した(甲冑の騎士は拾おうとしたドラゴンの首につまづいてしまった)。


声の主は、公園のすぐ近くにある魔法会社『まほうカンパニー㈱』の社員、靖国カオルだった。

「何だこの書類、誤字脱字だらけじゃねーか!!」

靖国は書類の束を突き出す。

「すみません、すみません!!」

一応この物語の主人公、赤坂サキは何度も頭を下げる。

「お前もだ!!」

靖国はもう一束を別の新入社員に突き出した。

「うん、オッケー!!」

ブロンド髪の陽気な女性が書類を受け取る。それはサキとともにこの春から入社した新人、セーラ=シャンゼリゼだった。

「セーラ…その態度はまずいって…」

サキは恐る恐る靖国の様子を見たが、相当不機嫌そうだった。

「…外回りに行ってくる。オレが戻るまでに直しておけよ!!」

「は~い、バイバイ!!」

セーラは全く気にせず手を振った。

「確かにちょっとまずいねぇ…」

サキの後ろからイケメン先輩社員(サキ談)の北大路キヨシが近づき、赤ペンだらけの書類を眺めた。ちなみに、この北大路はかつてまほうカンパニー㈱を爆破しようとした犯人ではない。真犯人はこの”本物の”北大路を拘束した上でしばらくなりすましていたに過ぎず、犯人の自供により解放されたのである(ただし事件前後の記憶はなかった)。

「でも、きちんと全部に目を通してくれる優しい先輩だよ」

北大路がサキの肩を叩いた。確かに、靖国はヤクザの様な容姿と怒りっぽい性格の割には、几帳面にほぼ全てのページについて直しをしている。

「私はそれでいいんですけど…」

サキはセーラを見つめた。セーラは書類の束を放り出してネイルアートに夢中になっている。セーラは非常にマイペースであり、誰と話をする時にもほぼタメ口だった。これが靖国にとっては悩みの種であり、サキや北大路に当たり散らすか、自分からその場を離れるなどしてやりすごしていた。



2

「うん、いいんじゃないかな」

北大路はサキが直した資料をチェックしていた。

「じゃあ次はセーラ…あれ?」

サキは辺りを見回したが、セーラの姿が見当たらない。

「変だな。いつから…?」

北大路も首を傾げた。


「今戻ったぞ…ん、金髪はどこ行った?」

帰ってきたばかりの靖国も異変に気がついた。

「それが、僕たちにもさっぱり…」

北大路はサキの書類を靖国に渡した。

「じゃあお前、探して来い。これは読んでてやるから」

「わ、私ですか?」

「連帯責任だろ、こういうのは」

サキは従わざるを得なかった。

「ちょっと待って、これを…せっかくだから試してほしいんだ」

北大路はサキに30cmほどの棒を渡した。

「これって…魔法の杖?」

サキは首を傾げた。


「本当に大丈夫かな…?」

会社を出たサキが『犬歩棒(ドッグウォーク)』に魔力を込めると、ステッキはサキの手を離れ、辺りを駆け回った。

「犬のように歩く棒、か…なんだかなぁ」

本物の北大路は爽やかで優しい先輩であるが、魔法グッズづくりのセンスは酷いものであった。もともと、まほうカンパニー(株)の製品である魔法グッズは、(こちらの世界で言えば100円ショップにあるような)日常便利アイテムが大半である。しかし北大路の作る試作品は、そもそも何に使うのかもわからないことが多い。サキが目を離した隙に、棒は電柱におしっこをしている。

「ちょっと、早くセーラを探してよ」

サキは棒の先端にセーラの書類を近づけたが、果たしてその部分が鼻なのかはサキには分からなかった。すると棒は元気よくどこかへ駆けて行く。

「ま、待って!?」

サキも慌てて追いかける。



3

「ハァ…ハァ…ここ?」

辺りが夕焼けに染まってきたころ、サキが魔力切れで転がっている棒を見つけた場所は、シタマチの片隅にある小さな駄菓子屋の前だった。

「『連続稼働時間に難あり。あとどっちが顔かわかるようにした方がいいです』…っと」

サキは一応真面目に製品レビューをメモした。

「あれ、サキどうしたの?」

店内からひょっこりセーラが現れた。

「本当にいた…セーラ、仕事サボって何してるの!?」

「あ~、うん、忘れてた。えへへ」

セーラは何でもないことのようにさらりと答える。

「あら、セーラちゃんのお友達?」

さらに店内から老婆が現れ、サキは驚いた。

「あ、あたしはセーラと同じ会社の者です」

サキは慌てて名刺を取り出し、老婆に差し出した。

「御丁寧に…やっぱりセーラちゃんお仕事だったんじゃないの?」

老婆が名刺を受取ったが、老眼鏡が無いと読めないらしい。この老婆は駄菓子屋の店主、仲見世チヨ。セーラが小さいころからの知り合いであり、大きくなってからも時々店を手伝っていたらしい。この日チヨは作業中に腰を痛めてしまい、唯一連絡先を知っていたセーラにMIND(マインド)でSOSを発していたのだ。

「それでおばあさんを助けに…会社に無断で出て行ったの?」

「うん、大変だと思ったから」

「ごめんねぇ。セーラちゃんのおかげですっかり元気になったんだけど」

チヨはサキにたくさんの駄菓子を差し出した。

「まぁ、事情が事情だから、あたしも一緒に謝ってあげても良いよ」

サキはきな粉もちをつまんだ。

「本当?ありがとう!!」

「ふもっ!?」

セーラがサキの背中を叩き、サキはきな粉にむせてしまった。

「よかったわねぇ、素敵なお友達ができて…」

チヨは二人を見てニコニコしている。

「お友達、かな?ちょっと違うような…」

「同期だよ、同期」

セーラは一人で店内の駄菓子を物色し始めた。

「セーラちゃんは昔はいつもひとりぼっちだったから…ここで私と二人でいることが多かったの」

「え…?」

サキは続きを聞くべきかどうか迷った。

「私の息子夫婦はシタマチより都会がいいって出て行ったきり。セーラちゃんの御両親も海外で働いているけど、私にとってはセーラちゃんが孫みたいなものよ」

チヨがにっこり笑った。

「ねぇ、見て見て」

「え、どうしたのそれ!?」

サキが見ると、セーラは頭から大量に出血していた。

「これ、お菓子のオマケなの」

セーラが額に貼った”傷”シールをはがすと、そこは全く無傷だった。どうやら『驚貼札(ドッキリマン)』というお菓子のオマケ魔法シールで、貼った場所にいたずら効果を発揮するものらしい。

「脅かさないでよ…」


「おや、今日は随分にぎやかですねぇ」

店の前にスーツ姿の男性、烏丸が現れた。

「まぁ…」

チヨとセーラはこわばった表情でその人物を見つめる。あんなに人当たりの良さそうな2人が、明らかに警戒しているのがサキにもわかった。この人物は恐らく”客”ではない。

「そろそろきちんと考えてもらおうと思いまして。まだ決心はつきませんか?」

烏丸は笑顔で言ったが、目は笑っていなかった。

「私が元気なうちは、ここはなくなりませんよ」

チヨも笑顔で答える。

「お互いのためだと思うんですが…まぁ今日は先客もいるようですし、やめておきましょうか」

烏丸はサキにも笑顔を見せ、その場を立ち去った。

「誰ですか、あれ?」

サキはプレッシャーから解放されて絞り出すように聞いた。

「不動産屋さんなんだけど、このお店が邪魔らしいの」

チヨは何でもないことのように言った。

「つまり、その…立ち退き要求ってこと?」

「あたし、あいつキライ」

セーラがぽつりと呟いた。


そのとき、サキの会社用”携帯念話”(電波ではなくテレパシーの念波で通話する端末)が鳴り響いた。

〔まだ見つからねェのか!?〕

靖国の怒鳴り声がサキの頭の中に響く。

「セーラ、とりあえず会社に帰らないと!!」

サキは慌てて立ち上がり、残ったお菓子をカバンに詰める。

「ごめんなさい、お婆さん…また来てもいいですか?」

「えぇ、いつでも歓迎よ」

チヨのにこやかな笑顔を背に、二人は会社に戻っていった。


〔申し訳ありません。思わぬ邪魔が…〕

烏丸は人通りの無い路地で誰かとで通信していた。

〔次は少々手荒な方法で行こうと思います…はい。ヘッジファンドの名のもとに〕



4

その晩、サキとセーラは昼間の罰として、残業してセーラの書類を直していた。

「ねぇ、ちゃんとやってよ…」

「こんなの、魔法でチョチョイと終わっちゃえばいいのにね。プイプイ!!」

セーラが指をくるくる回した。

「その動き、どこかで…?」

「魔法少女クリーミーヨーグル!!」

セーラは突然立ち上がり、何かのポーズを決めた。

「クリーミーヨーグル…あ、それ知ってる!!」


魔法文明が発達する以前から、強い魔力を持った人間は少なからず存在していた。そしてその中には、人々の平和のために魔法を使う「魔法使い」や「魔法少女」と呼ばれるヒーローがいた。ただし株式魔法の発達により魔法がごく一般的なものとなると、ヒーロー達の存在は次第に忘れ去られていったのである。

「子供の頃、お父さんの持ってたビデオで見たことあるよ、クリーミーヨーグル。こうだったかな?」

サキもポーズを真似た。

「違うよ、それは仲間のスパークルポッピン!!」

「そんなのいたっけ?ずいぶん詳しいね…」

「お婆ちゃんと一緒によく見てたから。日本の魔法大スキなんだ」

子供のようにケラケラ笑うセーラを見て、サキの気分も少し晴れた。


「あ…お婆ちゃん!?」

セーラは突然辺りを見回した。どうやらテレパシーのメッセージが届いたようだ。

「どうかしたの?」

「お婆ちゃんの様子がヘンなの!!」

セーラは慌ててオフィスを飛び出す。

「ちょ、ちょっと待って!?」


セーラが会社の外に置いてあった箒に跨ると、箒は魔法の力で浮かび上がる。

「私も行く!!」

飛行免許を持たないサキも後ろに飛び乗った。

「重量オーバーだよ。太ってるんじゃない?」

「い、今は別にいいでしょ!?」

「オッケー、じゃあしっかり掴まってて!!」

二人の乗った箒は駄菓子屋に向けて猛スピードで飛んで行く。



5

月明かりだけが照らす駄菓子屋の店内には、畳に倒れているチヨと、それを見下ろす人影があった。

「大人しく諦めていれば、痛い目を見ずに済んだものを…」

”誰か”はチヨの首に手を伸ばしていく。

「ダメ――――!!」

「!?」

セーラとサキの乗った箒が店内に突っ込み、”誰か”はとっさに身をひるがえした。

「わわわ、ごめんなさい!!後で必ず片付けます!?」

サキはチヨを助け起こした。

「お婆ちゃんに何するの!?」

セーラは『火打瓶(マジッポ)』の炎で辺りを照らし、”誰か”を確認した。その人物は真っ黒なマントに身を包み、カラスを模した仮面をつけていた。

「ヘンなの…あなた誰?」

セーラがクスクス笑いながら聞いた。

「…クロウマンとでも呼んでもらおう」”誰か”が呟いた。

「ふーん、苦労してるの?」

「クロウって…カラスのことだよ」

サキも笑いを殺しきれない。

「…悪いが、楽しくおしゃべりしている時間は無いのでね」

クロウマンと名乗った人物はマントの下からナイフを出し、3人に向かっていく。

「きゃっ!?」

サキはチヨをかばって倒れたが、左腕を切りつけられたらしい。

「サキ!?」

セーラはクロウマンにタックルするが、女性の力ではびくともしない。

「一人消すのも三人消すのも同じことだ…」

クロウマンはナイフを振り上げる。

「セーラ!!」

サキはとっさに『犬歩棒(ドッグウォーク)』に魔力を込め、クロウマンに投げつけた。すると棒はまるで番犬になったように、猛烈に吠えながらクロウマンに襲い掛かる。

「妙な魔法を…!?」

クロウマンは自分にまとわりつく”番犬”を必死で振りほどこうとするが、棒は決して攻撃を休めない。

「今のうちに…!!」

サキはセーラを引っ張り、チヨとともに店を出た。三人は必死に裏路地の方へ逃げていく。

「でもどうしよう?あれは長くは続かないよ!?」

「決まってるよ。こっちだってやり返すの!!」

セーラがポケットから何かを取り出した。


「邪魔だ!!」

クロウマンが魔力の切れた棒を叩き落とした。

「ふん…どうせババアを連れて遠くへは行けまい」

クロウマンも店を出る。

「ほう…これは面白い」

クロウマンの仮面には暗視魔法ゴーグルが付いており、夜中でも三人の辿った逃げ道に残る血痕をしっかり確認していた。

「すぐに追い詰めてやる…」

クロウマンは血痕を辿って裏路地を進んでいく。

「この先は行き止まりのはずだ」

クロウマンは最後の曲がり角を曲がる。

「!?」

しかしそこに居たのは三人の女性などではなかった。身長10m以上の巨大な火竜がクロウマンを見下ろしていた。

「な、何だこれは…!?」

さすがのクロウマンも一瞬たじろいだ。


「これって…」

サキはセーラの手の中にある物を見た。セーラは店内から『驚貼札(ドッキリマン)』をいくつか持ってきていたのだ。

「これでどうにかならないかな?」

セーラはサキにシールを渡し、チョコをかじった。

「え、考えるのは私!?」


サキはわざと”傷”シールの血痕を残し、クロウマンを行き止まりに誘導することにした。そしてその先に”ドラゴン”シールを貼り、クロウマンを正面から迎え撃つ…


「フン…こんなものが実在するわけがない。どうせ子供だましだろう!?」

クロウマンが冷静に炎の魔法を放つと、ドラゴンのシールはあっという間に燃え尽きた。

「…!!」

路地の奥にはサキとチヨがうずくまっている。

「そう、子供だまし…でも、お巡りさんを呼んでくるのには十分だったでしょ?」

「!?」

サキが震えながら言ったとき、クロウマンの後ろからセーラと警官が現れた。

「大人しくしろ!?」

警官は懐中電灯でクロウマンを照らした。

「ちっ…!!」

クロウマンは魔力を脚に込めて大ジャンプし、裏路地から見事に逃げ出した。

「待て!!」

警官はクロウマンの後を追っていく。

「大丈夫…ですか?」

「えぇ、二人ともありがとう」

腰が抜けたサキをチヨは抱きしめた。


警官はしばらく走っていたが急に立ち止まり、夜空を見上げた。すぐ近くの家の屋根で、烏丸は息を整えている。

〔してやられたようだな…任務は失敗。あの駄菓子屋はしばらくは狙えないぞ〕

警官があざ笑うようにテレパシーで呟く。

〔申し訳ありません…ほとぼりが冷めたら、必ずこの手で…〕

〔次はフォローしないからな。頑張りたまえ、ヘッジファンドの名のもとに〕

そして警官と烏丸は帰って行った…



6

翌朝

「ん、まぁいいだろう」

靖国はセーラの書類を机に置いた。

「お前らにしては頑張ったんじゃないか。だが次からは一発で…おい、聞いてんのか!?」

靖国が見ると、サキとセーラはそれぞれのデスクで眠っていた。

「お前ら…仕事を何だと思ってんだ!?」

靖国がサキの物より太い『犬歩棒(ドッグウォーク)』に魔力を込めると、棒はブルドッグのような野太い咆哮を上げる。

「!?」

二人は驚いて飛び起きた。

「居眠りの分、反省文を提出しろ!!」

靖国がブルドッグのような声で怒鳴った。

「はい!!」

二人は元気よく返事し、互いに笑い合った。



エピローグ

社員とは会社の財産である、とどこかの誰かは言う。この物語にとっても、新しいキャラクターは財産と言えるだろう。主人公サキの同期社員、最初は敵として戦った頼もしい仲間(?)、シタマチの住人、暗躍する謎の敵…彼らが物語に彩りを与え、窮屈だった世界に魔法の灯をともしていく。そしてこの先も世界は広がり続けていくだろう。なにしろ敵の全容どころか、まほうカンパニー(株)の全容すら語りきれていない。既出の社員もクセの強いメンバーなのだが、彼らをまとめ上げる「社長」については次の機会あたりに恐らく紹介できることと思う。


もしあなたがこの続きを読むことを望むなら、近い将来またお目にかかろう。繰り返すようだが、この物語には火を吹く巨大なドラゴンも、願いを叶える神秘のアイテムも、魔物に怯えながら暮らす人々もないだろう。代りに出てくるのは、お菓子のオマケのドラゴンシールや、せいぜい番犬くらいにしかならない魔法の棒や、シタマチの振興に精を出す町内会くらいのものだ。きっと次もごくごくありふれた平和な物語が待っているに違いない…

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