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神様から恋愛チートのスキルをもらったのに、彼女だけが振り向かないんだが!?  作者: 白熊 猫


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第8話 守るぜ!→でも、逃げるぜ!?

放課後、ひよりと二人で学校から帰る。

今日は静かに、何事もなく帰る予定だった。

……そのはずだった。

「ユウ、今日は何もないといいんだけど。」

ひよりは背筋を伸ばして、相変わらず冷静だ。

「だ、大丈夫だよ……! 俺も気をつける……!」

大丈夫。

今日は逃亡に成功したから、三条アカリも百瀬ユキもいないし。



しかし、運命は残酷だった。

「おい、そこのガキども!」

前方から3人組の不良が現れる。

「ちょっと、面白いことしようぜ。」

面白いことってなんだよ!?

絶対ろくなことじゃない。

ひよりはピタッと止まり、俺の袖を引く。

「……ユウ、気をつけて。」

いつもは強気なひよりも今日ばかりは弱弱しい。

ここは俺がなんとかするしかない。

これはもう、チートを使うしかないな!?

「ひより、俺に任せろ!」

俺は決心し、スキル<ラブマキシマイザー∞>を発動した。

不良たちに視線を向けると――

「な、なんだこの感覚……!?」

1人目の不良が目をハートにして俺を見つめる。

「お、お前……かっこいいじゃないか!」

2人目、3人目も同様に目がキラキラしている。

あっという間に、不良たちは俺の熱烈ファン状態だ。

不良たちは「ユウ様~! ついていきます!」状態で、あっさり撤退。

ひよりは目を丸くしている。

「……ユウ。あんた……。」

冷静な口調なのに、顔は赤くなっていた。

どうやらチートの力で不良を無事撃退したことは認めているらしい。

「ふふっ……ひよりを守ったんだ……!」

心の中で小さくガッツポーズした。

しかし、チートは止まらない。

1人の不良が、やたら熱烈に俺に迫ってきた。

「ユウ様……俺、ずっとそばにいたい……!」

ちょっと怖いレベルで目がハートになっている気がする。

「ええええええ!!そこまでは求めてないから!?」

俺はひよりに後ろから手を振る。

「ひより! あとは任せた!!」

「……相変わらず、勝手ね。」

ひよりはため息。

でも微妙に笑っている気もする。

俺は全力で走って逃げる。

「うわぁぁぁ! 逃げろ!!」

逃げながらも、スキルの暴走によって好意MAXの不良たちが必死で追いかけてくる。

──ああ……チート……やっぱ恐ろしい……ひよりを守ったはずが、俺が追われる展開かよ!?

やっと安全な場所まで逃げ切ったとき、俺は深く息をついた。

「……ふぅ……でも、ひよりは無事……! それだけで良し……だな……。」

遠くでひよりが小さく手を振る。

冷静な笑顔に、少し胸が温かくなる。

……いや、でも不良に好かれるとか、学園生活がカオスすぎるだろ……。

こうして、ひよりを守るためチートスキル発動は成功したものの、学園カオスはまだまだ終わらないのだった。


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