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神様から恋愛チートのスキルをもらったのに、彼女だけが振り向かないんだが!?  作者: 白熊 猫


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第6話 両想いなんて絶対ない! ⋯ないよね?


―― 天海ひより視点 ――

放課後、帰り道。

私はユウと並んで歩きながら、ずっと頭の中がぐちゃぐちゃだった。

……両想い、ねぇ。

神様(砂場から出てくる奇行の人)の言った解除方法。

スキル対象外の人物と両想いになる。

つまり、私とユウが両想いになったら解除されるということらしい。

いやいやいや……ありえないでしょ。

ない。

絶対にない。

だって私はユウの幼なじみで、毎日世話を焼いて、小さい頃からずっと近くにいて。

……って、そういうのじゃないから!

歩きながら、無意識に頬を触る。

さっきからずっと熱い気がする。



「ひより、今日……本当にありがとうな。レンから助けてくれて。」

ユウが照れ臭そうに笑う。

……その顔やめてよ。

なんか心臓に悪い。

「あんなの放っとけないだけよ。ってか、あんたがレンのことを好きなんて思うから問題なのよ。」

「いや!俺は男に興味ないし!?」

「知ってるわよ。どうせ、イケメンかっこいいとでも思ったんでしょ?」

「思った……かもしれん。」

「そこよ。それやるとスキル発動するのよ。」

「イケメンや女の子みたら、かっこいいとかかわいいとか思っちゃうじゃん!?」

「知らないわよ。」

そう言いつつ、つい笑ってしまった。

ほんと……昔から変わらないな、こいつ。

だけど胸の奥はざわざわしている。

両想い……ねぇ。

もし仮に、ありえないとは思うけど、ユウが私をそういう対象として見たら。

ないない。

絶対ない。

だってユウは昔から私に対して……。

「ひよりってさ、なんか頼りになるよなぁ。ずっと一緒にいると落ち着くっていうか……。」

「なっ……!」

ちょっと待ってそれはズルい!

唐突にそんなこと言われたら、心臓から変な音がする。

「な、なに急に……褒めても何も出ないわよ……?」

「いや、本当にそう思っただけで……その……なんか最近、ひよりが一番安心できるなって。」

「…………。」

沈黙。

え、それ……それってそういう意味じゃないよね?

ただの幼なじみとしてよね?

ね?

頭の中がわたわたして、口がうまく動かない。

「ひより?どした?顔赤いけど。」

「う、うるさい!赤くないし!」

赤い。

自分でも顔が熱くなっているのがわかる。

……もう。

なんなのよ。

ユウは私を見て笑っている。

その笑顔が妙にまぶしくて、くすぐったい。

こんなのと両想いとか考えるなんて、ばっかじゃないの。

私は自分に言い聞かせる。

私はユウのことが、ちょっとだけ気になってるだけ。

ちょっとだけ。

ほんのちょっと。

でも、好きとかじゃない。

断じてない。

「ひより、また一緒に帰ろうな。」

「……私が一緒じゃないとユウはいろんな人に絡まれて大変そうだから、仕方なく私が一緒に帰ってあげる。」

……あれ?

なんか……悪くないかも。

そんな自分がいちばん信じられなかった。

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。

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